高校生になり、歯並びが気になったことはないでしょうか?
やっぱり綺麗な歯並びはとても嬉しいですよね。
ただし、心配事も多いはずです。
「部活中をしているが矯正はできるのか?」
「食事の時間はどうしたらいいのか?」
こんな質問を当医院でもよく耳にします。
今回はそんな歯列矯正を希望する高校生の方へ、矯正についての期間やよくある質問にお答えしていきます。
ぜひ参考にしていただき、矯正治療の決断にお役立ちできればと思います。
目次
1 歯列矯正の期間について
もちろん、症例によっては中には難しい場合もありますが、おおよそ2〜3年あれば治療を終えることができます。
歯列矯正の期間を大きく分けると、部分矯正で約半年、全体的に装置を使用してするフル矯正が約2〜3年必要です。
実際のお口の中の歯並びの状態によっても期間は異なって来ますし、歯が動きやすい、動きにくいというのは年齢や、ご自身の骨の状態によっても異なってきます。
また、装置をきちんと使用できているかによっても期間は異なってきます。
保定装置も種類は様々あり、ずっと付けたままのワイヤータイプのものもあれば、ある時間のみ使用するマウスピース型のものあったりします。
保定装置は使用しなければなりませんが、目立たないもであったり、夜だけのものだったりするので、見た目で気になることは少ないです。
保定装置の詳しい記事についてはこちら→【後戻りで後悔しないために大切なことはリテーナー!】
2 高校生で歯列矯正をするメリット・魅力
2−1 大人になればなるほど期間も長くなる
実は、歯列矯正は年齢が重なるにつれて骨が固くなるので動かすための期間も長くなります。
だからと言って大人になってからは、矯正ができないという訳ではありませんが、早くから治療を進めてあげることで、少しでも短い治療で終了できると嬉しいですよね。
ですので、高校生のうちに矯正を行うことはおすすめです。
2−2 就職する時にも歯並びがいいことはメリットになる
欧米諸国では、就職活動を行う際、「歯並びが悪いこと」と「太っていること」で「自己管理ができていない」とみなされ、就職活動で重要視されています。
例えば外資系の仕事だったり、日本でも最近ではお口の中の環境を整えましょうと意識が向いてきています。ですので、高校生の就職活動前に歯列矯正を行うことは私たち歯科の業界の人たちの中でもおすすめです。
3 高校生が矯正治療で気をつけるべきよくある5つQ&A
Q1 給食や昼休みの食事の時はどうしたらいいのか?
ワイヤー矯正をされている方は、装置を外すことができないのでそのまま食事をしていただいても問題ありません!
ただし、食後は物が挟まりやすく、虫歯にもなりやすいので歯ブラシを行うことは必須です。
マウスピース矯正の場合は、食前にマウスピースを外す必要があります。
ですので、洗面所などでマウスピースを外し、ケースに戻した後食事を行います。
食後は歯ブラシをしてからマウスピースを戻すことが大切です。
Q2 部活中のスポーツドリンクは飲んでものいいのか?
こちらもワイヤーの場合は外すことができないのでそのまま飲んでいただいても問題ありません。
マウスピース矯正の場合はマウスピースを外す必要があります。
糖分の入った飲料水はマウスピースの中に入り込み、そのままにしていると虫歯になる可能性があるので、外してから飲んでいただくことが大切です。
逆に糖分の入っていない、水やお茶であれば飲んでも問題ありません。
ただし、麦茶など色のつく飲み物は歯の着色がつくこともありますので、おすすめは水を飲んでいただけたらと思います。
Q3 部活中も矯正装置は付けていてもいいのか?
Q4 吹奏楽部で楽器を吹くが矯正はできるのか?
ワイヤー矯正の場合、歯にワイヤーを付けるので楽器によっては演奏が難しい場合があります。
クラリネットやサックスなど、木管楽器であればリードを噛んで演奏するので装置が付いていても演奏は可能です。
トランペットやトロンボーンなどの金管楽器は、マッピを直接口に当てて演奏するので、器具と唇があたり痛みもあり、また矯正装置が力により外れてしまう可能性もあるので、演奏することが難しいです。
Q5 間食はできるのか?
間食はワイヤー矯正であっても、マウスピース矯正であっても控えていただくことをおすすめします。
間食をすることで、矯正装置の間に食べ物が詰まり、虫歯になりやすいからです。
おすすめは、食後にお菓子を少し食べるということです。
ただし勉強の合間に食べた時などは、食べた後に歯ブラシや口を濯ぐなど、十分に気をつけていただければと思います。
4 当医院でも高校生の歯列矯正をおこなっております!
以下の患者様は高校生の時から歯列矯正を始められた患者様です。
初診時年齢:18歳
主訴:出っ歯が気になる
診断:叢生、狭窄歯列
治療期間:治療途中
↑初診時
↑治療経過途中
主なリスクと注意事項:矯正装置を装着すると、装置周辺の歯磨きが不十分になりやすくなります。
歯磨きが不十分になると、虫歯や歯肉炎を生じる場合があります。
歯の移動の仕方には個人差があり、治療経過によっては最初の治療計画を変更する場合があります。
歯の移動中に歯の根が一部吸収され、短くなることがあります。
治療後の歯は元の位置に戻ろうとする傾向があるため、治療後には後戻りを防止する装置(保定装置)を早着して定期的な観察を行う必要があります。
・検査診断 3万+tax
・小児矯正 7万〜45万+tax
・ワイヤー矯正 85万+tax
・マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名 インビザライン 完成物薬機法対象外)85万+tax
矯正治療は決して簡単な治療ではありません。
患者様にもご納得いただいて治療していくことが大切です。
矯正治療と聞くとどうしても審美的なことと捉えられがちです。
しかし、実際には見た目だけでなく、歯を動かすことで歯の機能を改善し、より長くご自身の歯を使っていただくために矯正治療というものは大事になってきます。
ただ単に見た目をキレイにするだけではなく、お口の機能改善を目指して治療を行なっていただくためには、歯科医師の技術が必要になります。
お医者さんの中にも、脳外科や耳鼻科など専門医がいるように、お口のトラブルにもそれぞれ専門医がいます。
きちんと技術や知識のある専門医に治療を受けていただくことが大切です。
アスヒカル歯科では、治療に対する知識・技術の向上に努め、最新技術もたくさん取り入れて治療を行なっております。
矯正の治療相談は無料で行なっておりますので、ご興味ある方はぜひお問い合わせください。
5 まとめ
【高校生で歯列矯正をするメリット】
・若い方が矯正期間も短い
・就職する時にも歯並びがいいことはメリットになる
矯正治療の装置ごとの期間が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
歯列矯正の後戻りについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
矯正治療失敗の解決方法について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
マウスピース矯正など、目立ちにくい矯正装置について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
歯列矯正と聞くと費用も気になりますよね。費用について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
お子さんの歯列矯正を考えておられる方は、こちらの記事をご覧ください。
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