歯列矯正をしてみたいとは思うけど、「痛い」のがいやだな、、、と感じ、歯列矯正に踏み出せない方は多いのではないでしょうか?
実際に私も「痛み」の恐怖心が強く、歯列矯正治療を遠ざけていました!
しかし、矯正治療を終了してみると
・矯正治療は長い人生の間でみたら、ほんの数年の出来事
・やっぱり矯正をしてみると、自分自身でも「やってよかった」と感じる
ことの方が多いです。
今回は、そんな「矯正の痛み」について、原因や対処法など、経験した立場から、そして歯科のプロの視点から考える、歯列矯正の痛みについて徹底解説します。
是非、今回の記事を読んでいただき、歯列矯正の決断の参考にしてもらえればと思います。
目次
1歯列矯正は痛いのか?
ズバリ、答えは「痛い!」です。
これだけ聞けば、「やっぱりやりたくない」と思われたかもしれません。
2痛みの原因と対処法について
ここでは、痛みの原因と対処法について説明していきますね。
歯列矯正には、大きくワイヤーを歯に取り付ける矯正と、マウスピースをつける矯正の2種類があります。
種類によって痛みの原因やタイミング、対処法なども変わってきますので、今からはワイヤー矯正とマウスピース矯正に分けて、説明していきます。
2―1ワイヤー矯正の痛みの原因と対処法につて
原因① 歯が動く時の痛み
原因の一番大きな要素は、歯を動かす痛みです。
つまり、ワイヤーを調整してから、3日〜7日間ほどは、歯に力が加わるために痛みを感じます。
ですので、毎日ずっと痛いというわけではありません。
また、装置を付け始めての頃は、まったく動いていない歯を、力をかけて動かしていくので、痛みが強く感じられるかもしれませんが、矯正治療が進むにつれて、少し緩和される可能性もあります。
【対処法】
対処法としては、ロキソニンなどの痛み止めをのむこと!
歯列矯正で動かすときの痛みは、痛み止めが効きます。
ですので、痛み止めを飲んでもらうということが対処法になります。
お薬の参照を載せますので参考にしてみてくださいね。
※ただし、お薬にアレルギーがあるなどの方は必ず医師に相談してから飲んでくださいね。
市販でも、これらのように販売されていますので、痛みがある場合はお求めいただくことをおすすめします。
原因② 器具が当たる痛み
次に多いのが、「歯列矯正の器具が頬や舌などの粘膜に当たる」ことで、痛みを感じるということです。
器具が飛び出していたり、尖った状態にあると、それが当たり、擦れることで傷ができるからです。
こちらは、対処さえすれば、すぐに改善することができますし、痛みを軽減できることができます。
また、歯が動くことで、ワイヤーが動き、動いたワイヤーが頬にあたり痛みが出る場合があります。
こちらも対処すればすぐに改善できますので、対処法を確認してみてくださいね。
【対処法1】
樹脂や粘土状の物を、尖っている器具につける!
尖っている部分に、樹脂や粘土状の物をつけることで、痛みを改善することができます。
ただし、お口の中で使用しても安全とされている樹脂や粘土状のものは、歯医者さんへ行かなければ、手に入ることができません。
ですので、もし器具が当たる痛みがある場合は、すぐに歯医者さんへ連絡を入れてみてくださいね。
【対処法2】
ワイヤーの端を短く切ってもらう
こちらも、ご自身ですることは難しいですが、ワイヤーの先端が長いと、頬にあたり、切れることで痛みが生じることがあります。
ですので、ワイヤーが長いときは、歯医者さんでワイヤーを切ってもらうことで改善することがあります。
ただし、ご自身での判断で長い、短いというものはわからないので、痛みがある場合はこちらもすぐに歯医者さんへお問い合わせください。
原因③ 食事をするときの痛み
食事の時はもちろん歯を使うので、動かしている最中の歯で物を食べようとすると、痛みを生じることがあります。
ただし、こちらもずっと痛みが続くわけではなく、ワイヤーの調整をしてから3日間程度は痛みがあり、それを超えると、次の調整までは痛みを感じないことが多いです。
※矯正を開始してすぐの頃は、1週間程度痛みが
【対処法】
痛みがある時は、ヨーグルトやゼリーなど柔らかい物を食べる
痛みがあるからと言って、食事を取らなければ、体にはよくありません。
ですので、痛みがある場合でも柔らかい食べ物を摂取することをおすすめします。
【ワイヤー矯正のメリット・デメリットについての記事はこちら】
2―2マウスピース矯正の痛みの原因と対処法につて
マウスピースの場合の痛みは、
・マウスピースを交換した瞬間
・装着した瞬間のみです。
マウスピースはワイヤー矯正に比べて、器具があるわけでもないので、当たったりしての痛みはありませんし、数日間痛みが持続するということは少ないです。
新しくマウスピースを交換することで、歯を動かしていく矯正なので、交換した瞬間に痛みが出ることがあります。
※装着をきちんと継続していないと、次に装着した時に痛みが出ることがあります。
※また、痛みがでないこともあります。
痛みがある場合は、ロキソニンなどの痛み止めを飲む
マウスピース矯正の方も、ワイヤー矯正の方と同じで、ロキソニンなどの痛み止めを飲むことで、痛みを抑えることができます。
市販のものでも大丈夫ですが、稀にお薬のアレルギーを発症される方もおられますので、異変を感じたら、すぐに服用を止め、医療機関へお問い合わせくださいね。
【対処法2】
マウスピース矯正の場合は、マウスピースの装着時間をきちんと守り、継続すること
マウスピースの場合は、ご自身での管理がとても大切です。
装着時間が短いと、なかなか歯も動いてくれず、装着した時には痛みを生じることが多いです。
3事前に痛みを緩和することができるのか
こちらの答えは「いいえ」です。
なぜなら、装置を付け、動かすことで痛みが出るので、事前に何か対策を打つことは難しいからです。
もちろん、痛みが出れば、痛み止めを飲むなど対処法はありますので、そちらで緩和できることはあります。
ですので、痛みが出れば2章でお話しした対処法を、まずは試してみてくださいね。
4歯列矯正痛みに対する体験談
5アスヒカル歯科のスタッフも歯列矯正の経験者です!
アスヒカル歯科のスタッフの半分ぐらいは、歯列矯正の経験者です。
痛みについてはもちろん、治療のこと、食事のことなど、なんでもご相談にのります。
また、アスヒカル歯科ではカウンセリングのお時間を取らせていただいております。
矯正は決して簡単な治療ではありません。
今回記載した記事のように、歯列矯正は痛みを伴います。ですが、長い人生のほんの数年で、綺麗な歯並びが手に入るのであれば、ぜひ頑張って治療を受けてもらえればと思います。
当医院ではスタッフも歯列矯正を経験しておりますので、カウンセリング時に具体的な痛みの出方や対処法をお伝えすることができます!
ぜひ矯正にご興味のある方はお問い合わせくださいね。
【アスヒカルYouTube】
▷大人の歯列矯正のメリット・デメリットについての動画です。
https://youtu.be/VqqahE8UjNI https://youtu.be/paLfugm3YOk
7まとめ
【ワイヤー矯正の場合】
【マウスピース矯正の場合】
もちろん歯列矯正には痛みを伴いますが、治療終了後には「やってよかった!」と思われる方もたくさんいらっしゃいます。
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