『手遅れの歯周病』とは・・・一体どんな状態なのだろう。今から治療をしても治らない?間に合わない?どこからが『手遅れ』と診断されるのでしょうか?自分の症状が『手遅れの歯周病』だったらと不安になっていませんか?
『手遅れの歯周病』と言われると、不安なことばかりですよね。
この『手遅れの歯周病』の記事を最後までお読みいただき
ぜひご自分の症状と照らし合わせてあなたの治療のきっかけにしてください♪
目次
1 手遅れの歯周病とは
『手遅れの歯周病』とは重度歯周病と診断される状態です。
・歯周ポケット(歯と歯茎の境目)の深さが6ミリ以上、
・動揺度3(とても揺れている)
が重度歯周病と診断される診断基準の値です。歯を支えている骨の組織の破壊が始まり、支えがなくなり、揺れるようになり自然に脱落してしまうのです。
『手遅れの歯周病』とは『重度歯周病で歯が自然に脱落してしまう状態』なのです。
しかし、いきなり『手遅れの重度歯周病』になるということはありません。
歯周病の状態には段階があり軽度から中等度、重度と徐々に進行していくのです。その為、歯周病は早期に発見して治療することが大切です。
遅れた治療は、歯や歯周組織を損傷し、
より深刻な問題を引き起こす可能性があります。1−1 手遅れの歯周病の7つの症状とは
歯周組織の破壊によりポケットが深くなり、歯が長くなったように感じます。
また
・食べ物が詰まりやすくなった
・歯が揺れて硬いものが噛みにくくなったなど様々な症状も現れてきます。
歯周病について以下のような症状はありませんか?・口の中がネバネバする
・口臭がひどくなる
・歯茎が真っ赤に腫れ、膿が出る
・歯茎から出血する
・歯のグラつきがひどく食事に不自由を感じる
・歯と歯の隙間が空いて食べ物が挟まりやすくなる
・歯茎が下がり歯が長くなったように見える
以上のような症状が一つでも当てはまれば、歯周病の可能性があります。
チェック項目が多ければ多いほど、手遅れ度の高い歯周病になっている可能性は大きいです。
しかし実は、『手遅れの歯周病かどうか』は歯周病検査をしなければわからないのです。なぜなら歯周病は歯を支えている骨が溶けていく病気なので、症状だけではどのくらい骨が溶けているのかが判断できないからです。
1-2手遅れ歯周病の原因
歯周病は歯垢や食物の残渣が蓄積し、細菌が繁殖することによって引き起こされます。
早期に発見し、適切な治療を受けることが重要です。そうでなければ、歯を失うだけでなく、全身の健康にも悪影響を与えることがあります。
歯周病の可能性のある症状が1つでも当てはまるのであれば、まず歯周病の検査を受けることをおすすめします。
2 手遅れの歯周病の治療方法とは
重度歯周病の治療方法は抜歯しかありません。
なぜ抜歯をしなければならないかというと、
そのような歯を残す事で、歯周病菌は増殖し、他の歯を支える骨も大量に溶けてしまいます。そして、歯周病の進行を止められず、『まだ残せる可能性のある歯にも悪影響』を与えてしまい多くの歯の抜歯を余儀なくされてしまいます。
抜歯をした場合は、何かしら噛めるような状態にしなくてはなりません。抜歯後の治療方法は3つ。
ブリッジ
入れ歯
インプラント
などがあります。いずれもお口の中の状態により治療が可能かどうかは、
歯科医師による診断が必要になります。3 手遅れでなければ抜歯を回避できる歯周病治療
冒頭でもお伝えしたように歯周病には段階があり、重度歯周病まで進行していなければ治療によっては歯周病を克服したり、進行を止めることも出来ます。
早期の治療では、歯や歯肉の清掃や薬を使って歯周病菌を治療することが一般的です。進行した歯周病では、手術が必要になることもあります。
3−1歯周病の治療方法
3−1−1 ハブラシ指導(T B I)
歯周病の治療で一番大事なのはハブラシ、自身でのハミガキであると言う事は過言ではありません。
正しいハブラシの仕方をしっかりと歯科衛生士から指導を受ける事が必要でそれをどれだけ実践できるかで歯周病の治療に大きく差ができます。
ハブラシは自分でできる歯周病治療なのです。
3−1−2 スケーリング
しっかりとハミガキができて炎症の少ない歯茎になれば、超音波で歯の上(縁上)の歯石や歯垢を洗い流していきます。
ハミガキができておらず炎症がある歯茎のままスケーリングを行うと出血を起こし、また歯茎が下がってしまうなど問題が起こります。しっかりハミガキをして歯茎の炎症を抑えておくことが大切なのです。
3−1−3 ルートプレーニング
1本1本の歯をスレーラーという器具で歯周ポケットの中の歯石を取り除いていきます。
3−1−4 外科手術など
再度検査を行い良くなっていない場合には、外科手術や再生治療、抜歯などが行われます。抜歯をしていくことも歯周病の治療の選択肢なのです。
4 手遅れの歯周病にならないためには
若くても歯周病になると言われています。20代でも約2割から3割感染していると言われ高齢者にと5割から6割へと増加していきます。自覚症状がない歯周病ですので自分が感染していることに気がついていない人も多いのです。
また歯周病には全身の健康に大きな影響を与える可能性があります。
糖尿病や心臓病、認知症など口腔内だけではおさまらない重篤な危険性を秘めています。歯周病を防ぐためには、定期的な歯科検診や歯磨きなどの日常のケアが大切です。歯周病の症状が出た場合は、早期に歯科医に診察を受けることが重要です。
アスヒカル歯科でできる事アスヒカル歯科では、通常の歯周病治療に加えて歯周病に効果があると言われているアイテムなどを
患者様それぞれにオーダーメイドでメニューをお作りしてオススメしております。例えばポイックのうがい薬やプロデンティスなどの乳酸菌タブレットなどです。
また歯周病を克服した患者様でも定期的にメンテナンスを行い、再発を防ぐ取組。年に1度、詳しいレントゲン検査もしっかりと行い、ライフスタイルでの変化がないかのカウンセリング歯周病のリスクが高くなっていないかを確認していきます。
手遅れの歯周病にならないためにもぜひアスヒカル歯科にお越しください。
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