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神経を蘇らせる「歯髄再生治療」のできる人・できない人を徹底解説!

2024.07.22 (最終更新日:2024.07.22)
歯髄再生治療できる人・できない人

「歯髄再生治療」という治療を聞いたことがあるでしょうか?

現時点では、ごく少数の歯科医院でしか行うことが出来ない治療方法で、最先端の治療方法です。

治療の存在を知ったとしても、実際に治療ができるかどうかがわからないよ!と思われることもあると思います。

「治療ができるかどうかの基準が知りたい」と思われるかもしれません。

今回は、「歯髄再生治療ができるかどうか」について徹底解説していきます。

1歯髄再生治療とは

歯髄再生治療大まかな流れ

まずは、歯髄再生治療について解説していきます。

歯髄再生治療とは、「一度死んでしまった神経を蘇らせる最新の治療方法」です。

自分の親知らずなどの「不要な歯」から「歯髄幹細胞」と呼ばれるものを取り出し、神経を失ってしまった、もしくは失う予定の歯に移植することで、歯の神経(歯髄)を蘇らせるという治療です。

この治療方法は、設備や知識など非常に厳しい審査をクリアして、厚生労働省から、この治療を行うことを認可してもらう必要があります。

やはり、国も安全性を第一に考えるので、それに耐えうるクオリティの歯科医院、許可されている施設は、現状非常に少ないのです。

ですので、日本でも非常に少数に歯科医院でしか治療は行われていません。

しかしながら、歯髄再生治療をすることで歯の寿命が大きく伸びたり、虫歯ができても痛みを感じることができるようになり、早期に虫歯を発見することが可能になります。

2歯髄再生治療ができる人・できない人

歯髄再生治療できる人・できない人比較表

まずは、歯髄再生治療が出来る人、出来ない人を表で確認していきたいと思います。

歯髄再生治療が出来る条件として、大きく4つのポイントがあります。

①神経が生きている親知らずなどの不要歯がある。加えて、削ったり、切断したりなどせずに、傷つけずに抜歯を行うことができる歯の状態である。

②歯髄再生治療を行う歯の、「歯質」がたくさん残っていることです。

1つ目・2つ目の条件が両方満たしていること。

④将来のために、お子様の乳歯を歯髄バンクへ保管しておくということです。

次に、歯髄再生治療が出来ない人のポイントについて、4つを解説していきたいと思います。

①神経の生きた親知らずなどの不要歯がないということです。

②不要な歯はあったとしても、横に向いているなど、歯にダメージを与えての抜歯が必要になるということです。

パノラマ親知らず

③歯髄再生治療を行う歯の「歯質」が極端に少なく、治療をしても予後が悪い歯です。

④根っこの先が破壊されていて、何度根管治療をしても改善しない場合です。

以上のポイントが、「歯髄再生治療が出来るか、出来ないか」のポイントです。

今からこちらのポイントについて、詳しく解説していきたいと思います。

2-1親知らずなどの不要歯があるかどうか

歯髄再生治療を行う条件として大事なのが、親知らずなどの「不要歯」があるかどうかということです。

なぜなら、歯髄再生治療はそのような不要な歯から「歯髄幹細胞」と呼ばれる細胞を取り出し、その「幹細胞」を根管内に移植することで、歯の神経が再生するからです。

歯髄再生治療親知らず印

そのため、第一の条件として不要な歯があることが条件となります。

多くの場合には親知らずや、矯正治療で不要になる歯などです。

しかし、親知らずといっても、埋もれていて抜歯治療そのものが難しい場合には「歯髄幹細胞」を取り出すことが出来ない場合もあります。

抜歯の基準

つまり、「歯を傷つけることなく、出来る限り綺麗な状態で抜歯をする」ことが大切です。

乳歯写真

また、お子さんの乳歯からも、この「歯髄幹細胞」を採取することができます。

お子さんの将来のために歯髄バンクというところに細胞を預けることも可能で、そうすることでお子さんが将来神経を失ってしまった場合に、歯髄を再生させることが可能なことがあります。

パノラマ乳歯

実は、この「乳歯」の方が歯髄幹細胞を増殖させるのに、一番よく採取出来るとも言われています。

お子様の将来のことを考え、歯髄バンクに預けられておられる方もいらっしゃいます。

ご興味のある方がいらっしゃいましたら、お問い合わせくださいね。

2-2歯髄再生治療を行うためには、神経がすでにないか、神経をとらなければならないことが条件

「歯髄再生治療」を行うためには、神経がすでに死んでしまっている、もしくは神経を取らなければならない人が行う治療となります。

ですので、神経が健康に生きている方は行うことはなく、神経が生きていても【ズキズキ痛む】場合や、既に神経を失ってしまった方に行う治療となります。

虫歯が深くて神経を取らなければいけないと言われたけど、痛みが無い場合には「神経が残せる場合」があります。

「歯髄再生治療」を行うおすすめの人は、大きく3つのパターンに分かれるので、そちらを解説していきます。

歯髄再生治療おすすめの人

1つ目は、「歯医者さんで神経を取る必要があると言われた方」です。

歯髄再生治療大まかな流れ

虫歯や外傷などで、歯の神経が死んでしまい、神経を取らなければいけない方に有効です。

そして、2つ目は、「歯医者ですでに神経を取ってしまったが、現在根管治療中の方」です。

歯髄再生治療

現在根管治療をされている方にもお勧めです。

すでに、神経はとっていても、根管内部を徹底的に洗浄し、無菌化を行うことで、歯髄幹細胞を移植すると、歯髄を蘇らせることができます。

そして最後の3つ目は、「歯医者で最終的な薬剤を詰めてしまっている方」です。

歯髄再生治療

神経を失ってしまっていて、すでにお薬が入っている場合、つまり根管治療が完了している場合でも、徹底的に根管内部を洗浄し無菌化を行い、歯髄幹細胞を移植することで、歯髄を蘇らせることが出来ます。

治療の大まかな流れは、どのパターンもほとんど同じですが、始めの歯髄再生治療を受ける歯の根管内部の治療方法は3つのパターンで少し異なってきます。

すでに神経をとってしまったからといって、諦めるのではなく、場合によっては神経を蘇らせることが出来るので、ご相談を受けていただくことをお勧めします。

歯髄再生治療が成功し、神経が蘇ることで、メリットもたくさんあります。

虫歯になった時に気づくことができたり、神経があることで歯の強度も上がり寿命も長くなります。

この3つのどれかに当てはまり、ご興味のある方は、ぜひお問い合わせいただければと思います。

3歯髄再生治療が適応でない方へ

基本的には、先程ご説明した出来る人の条件を満たしている場合には、治療が可能なことが多いですが、歯髄再生治療が適応できない場合ももちろんあります。

歯髄再生治療できる人・できない人比較表

ここでは代表的な2つの事例をご紹介します。

歯髄再生治療できない人

1つ目は、「歯の歯質が極端に少なく、予後が悪い歯」です。

虫歯がかなり大きかったり、歯が大きくかけており、本来であれば抜歯をせざるをえない歯に対して、歯髄再生治療を行っても治療がうまく行かない場合があります。

歯髄再生治療ができるかどうかは、歯医者さんでの診断で変わってきますので、ご興味のある方はぜひ一度ご相談いただければと思います。

2つ目は、「根っこの先が破壊されていて、何度も根管治療をしても治らない場合」です。

デンタルレントゲン写真

1つ目と同じような理由ですが、歯のそもそもの寿命が短く、根っこの先が吸収されたりしてない場合には、歯髄再生治療をしてもうまく行かない場合があります。

こちらも歯科医師の判断で治療ができるかどうかが変わってきますので、まずは歯医者さんで治療が可能かどうかを確認していただくことが大切です。

 

4歯髄再生治療ができるかどうかは歯科医師の判断による

 

最終的な治療ができるかどうかの判断は「歯科医師」の判断で決まります。

歯科医師

「こんなに歯が欠けているらできないだろう」と思っていても、歯髄再生治療が可能な場合もありますし、お薬がもう入っているからできないのでは?という方も歯髄再生治療ができる可能性もあります。

逆に、歯髄再生治療ができると思っていても、歯の状態によっては難しい場合もあります。

歯髄再生治療を行っている歯医者さんで、歯科医師の診断により治療が出来るかを確認し、出来る場合には、ご検討いただければと思います。

5アスヒカル歯科でも「歯髄再生治療」を行っています!

歯髄再生治療風景

アスヒカル歯科では、この「歯髄再生治療」を行っています。

少数の歯科医院でしか行われていませんが、治療が成功すればメリットも大きく、歯の寿命も大きく伸ばすことのできる治療方法です。

 

アスヒカル歯科では、その治療を行うために高い技術力と知識を身につけるため、歯科医師、スタッフも何度も勉強を行い技術も知識も勉強をして治療を行なっております。

 

治療ができない場合もありますが、成功すれば一生物の大切な歯を守ることへもつながります。

Endo-osaka-6

また、当医院ではカウンセラーも存在し、治療に関する詳しいご説明、治療費の支払い方法や支払額についても、患者様とご相談しながら丁寧にお話しさせていただいております。

 

ぜひご興味のある方は、お問い合わせくださいね。

6まとめ

歯髄再生治療できる人・できない人比較表

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