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歯周病の治療の流れを歯科医師が写真や表を使って徹底解説!

2024.08.05 (最終更新日:2024.08.05)
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歯医者で歯周病の治療をしましょうと言われどんな風に治療するんだろうと思っている方はいませんか?

歯周病の治療は、歯周病検査、スケーリング(歯石とり)、再評価、外科処置などの様々なステップがあります。

また、虫歯治療とは異なり治療にある程度の期間がかかります。

そして歯周病の治療では患者さんご自身での毎日の歯磨きもとても大切です。

この記事では歯周病の治療の流れや期間・費用などを詳しく説明していきます。

 

1.歯周病治療の流れ

 

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歯周病治療は上記のような流れで治療をしていきます。

それぞれ説明していきます。

 

1-1歯周基本検査

まず、歯周病治療が必要かどうか見極めるためには精密かつ十分な検査をした上での正しい診断が必要です。

何故なら、正確な診断ができなかったり原因の見逃しがあったりするからです。

検査に種類があり、大きく分けて3つ種類があります。

歯周病治療をするにあたっては今から紹介する3つの検査は必ず必要です!

なので、この3つの検査を行なっている歯科医院に行った方がいいでしょう。

 

①レントゲン撮影

まず歯周病治療に必要なレントゲンは大きく分けてパノラマ写真と14枚レントゲン写真の2つあります。

<パノラマ写真>

 

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パノラマ撮影は顎まで写るくらい全体的に写るレントゲンで、デンタル撮影では写りきらないくらい歯根の先の病気が大きかったりなどの範囲の大きさを診断するために検査をし、診断します。

 

<14枚レントゲン写真>

 

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デンタル撮影は歯が2~3個分写るくらいの小さなレントゲンですが、パノラマ撮影よりもより近くで撮影するため虫歯の範囲やパノラマ撮影では見逃してしまう小さな歯根の病気までも細かく診断することができます。

 

②口腔内写真

 

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お口の中の写真は撮影していきます。

歯茎の状態や磨き残しを確認することができます。

歯並びの状態で歯磨きがやりにくい部位がないかなどもわかります。

口腔内写真で歯質がどれだけ残っているかなど、現在の状態を患者様自身も知ってもらうために検査をします。

もちろんその部分の治療が終わればまた口腔内写真を撮影し、before・afterも見てもらいます。

 

③視診と歯周病基本検査

<視診>

視診は実際に歯科医師がお口の中を目で見て、歯茎の腫れ具合や下がり具合などの目でわかる状態を確認します。

<歯周病基本検査>

歯周病の検査(歯茎の溝の深さや出血量などを計測)をして歯肉炎の炎症状態を確認します。

何故なら一見腫れているように見えなくても、歯茎の中で炎症を起こしている可能性があるからです。

だからまず処置に入る前に必ず歯周病の検査を行います。

 

1-2 ブラッシング指導・スケーリング

 

①歯科衛生士によるブラッシング指導 

 

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歯肉炎を治すにはまず徹底的なブラッシング(歯磨き)が重要です。

何故なら歯肉炎の原因は歯の周囲に付着した歯垢(プラーク)が関係しているからです。

歯垢(プラーク)は食べかすではなく、細菌の塊です。

その細菌の塊の中に歯周病菌も含まれています。そして、歯周病菌は常に毒素を出します。つまり、歯垢(プラーク)がずっと残っていると、歯茎が赤く腫れてきて出血したりします。

ですから、まず歯肉炎の原因である歯垢(プラーク)を歯ブラシやフロス、歯間ブラシで徹底的に除去することが効果的です。

 

②歯科医院での歯石除去

 

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日常的な歯ブラシも大切ですが、歯石が付着しているとお口の中の歯周病菌が増加する可能性があるため、歯科医院で歯石除去が必要です。

なぜなら、歯石はイメージで言うと「軽石(かるいし)」みたいなもので、小さな穴が沢山あり、その中に歯周病菌が住み着くからです。

つまり、歯石は歯周病菌にとって絶好の住処というわけです。

そして、歯石は歯垢(プラーク)に比べて硬く、強固に歯に付着しているため、自宅で歯磨きなどのセルフケアでは除去できません。

ですから、歯科医院でしっかり専門的な器械を使い、除去することが必要です。

合わせて噛み合わせの調整が必要な場合もあります。

なぜなら、不正なかみ合わせや食いしばりにより過度な力が歯に加わってしまうと、歯周病の進行を加速させてしまいます。

 

1-3 歯周精密検査

歯の表面にある歯石を綺麗に除去した後に、再度、精密な歯周組織検査を行い初診時の検査結果との比較を行います。

 

1-4 SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

前述の歯周精密検査にて・歯肉の炎症や歯周ポケットの改善が見られない場合には、

・歯周ポケットの奥深くに付着した歯石

・歯周ポケット内の汚染物質を取り除く処置

を行い歯周ポケット内を清潔にします。

 

1-5 歯周精密検査(再評価)

歯周基本治療が終わったら、再度精密な歯周組織検査を行います。その結果、基本治療前の検査結果から改善が見られなければ外科的な処置が必要となります。

1-6 歯周外科

外科的な処置は、SRPでは除去困難な歯石を取り除く処置です。歯茎をメスで切開し、歯根面を露出させます。その状態で歯石の除去を行います。

 

1-7 歯周精密検査(再評価)

歯周外科処置後に、再度精密な歯周組織検査を行います。

前回の検査結果と比較して、改善が見られない場合は外科手術や再生治療、抜歯などが行われます。

抜歯自体も、重度歯周病の治療の選択肢なのです。

 

1-8 SPT(歯周病安定期治療)

歯周病は20代でも、約2割から3割が感染していると言われています。年齢を重ねる毎に増加していきます。虫歯と違い、歯周病は自覚症状を感じにくく感染していることに気が付きにくい病気です。

また、再発しやすい病気なので、治療後もメインテナンスを継続して受けることが大切です。

歯周組織の状態を3ヶ月に1度チェックすることで、歯周病を予防、あるいは早期発見・早期治療することが可能となります。歯周病菌の活動をしっかり抑えることで、歯を失うリスクも低下します。

 

2治療期間と費用

 

 

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・治療期間

歯周病の治療期間は病気の進行具合によって異なります。

ここでは、中等度歯周病と重度歯周病についてそれぞれ説明していきます。

中等度歯周病の治療期間:3ヶ月~1年

中等度歯周病の治療期間の目安は、

3ヶ月~1年くらいです。

この段階でしっかり治療をすれば、歯を残すことができます。

重度歯周病の治療期間:1年以上かかる場合がある

重度歯周病の治療期間は1年以上にわたることもあります。軽度や中等度では、歯石除去やハブラシで改善・維持することは可能です。しかし、重度では歯を残すことが難しいことがあります。
そうすると歯が自然に抜けてしまったり、治療として抜歯をしなければならなくなります。

また、抜歯しなければならない重度の歯を、抜かずに妥協的に残して安定させていく場合もあります。
「しっかり噛める」など機能的に回復は見込まれないが、『歯を抜きたくない』など
患者様の要望に添いながら、進行を遅らせる場合もあります。

 

・費用

歯周病治療にかかる費用の目安は、歯周病の進行度によって異なります。また、保険適用の範囲内で治療するか、自由診療で治療をするかによっても費用が変わってくるでしょう。

保険適用(3割負担)の場合、1回の治療費は2,000円~4,000円が目安です。口内の状態には個人差があるので、詳しい治療の進め方や費用については治療を行う歯科に確認してください。

 

3.セルフケアとプロケアの重要性

 

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歯周病にならないためには、「毎日の歯磨きと定期的に歯科医院を受診すること」が大切です。

まず、初めにセルフケアについて説明します。

セルフケアとは、

患者さんご自身に毎日行っていただく

歯磨きです!

これはプロフェッショナルケアと同じくらい大切で、食後にきちんと歯磨きを行い、食べカスを取り除き、むし歯菌や歯周病菌の数を減らす事で菌の繁殖を防ぎます。 こうして毎日セルフケアを行っていただく事で、お口の中を清潔に保つ事ができます!

毎日の歯磨きがきちんとできていないと、プラークが溜まりやすくなります。

ですので、歯周病を治すためには「適切な歯磨きの仕方」を知っておかなければなりません。

歯並びやお口の中の状態を確認し、それぞれに合った歯磨きの仕方をお伝えし、毎日の歯磨きでプラークを除去できるようにしていきます。

 

次に歯科医院で行う歯周病の治療について説明します。

歯科医院で行う歯周病治療には、

①歯磨きの仕方の指導

②専用の器具を用いた歯石除去

(スケーリング・ルートプレーニング)

があります。

 

①歯磨きの仕方の指導

 

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毎日の歯磨きがきちんとできていないと、プラークが溜まりやすくなります。ですので、

歯周病を治すためには「適切な歯磨きの仕方」を知っておかなければなりません。

歯並びやお口の中の状態を確認し、それぞれに合った歯磨きの仕方をお伝えし、毎日の歯磨きでプラークを除去できるようにしていきます。

 

②専用の器具を用いた歯石除去(スケーリング・ルートプレーニング)

 

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歯石が歯にくっつくと、歯磨きやうがいなどの方法で、自分自身で除去することはできません。

歯科医院で専用の器具を用いて、除去しなければなりません。

歯石を除去することを「スケーリング・ルートプレーニング」と言います。

歯科医師や歯科衛生士によるスケーリング・ルートプレーニングを行うことにより、歯石を除去し歯をキレイにしていきます。

 

4 歯周病の治療を考えている方はアスヒカル歯科へ!

 

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歯周病が気になっていたり、歯周病の治療を考えている方はぜひアスヒカル歯科へお越しください!

アスヒカル歯科では、全ての病気に対して原因を追求することに力を入れています。

歯周病を治すだけではない、「なぜ歯周病になったのか」を調べ治療していきます。

それは病気の原因が分からなければ、再発や適切な治療ができず、再発する可能性が高くなるからです。

ですので、アスヒカル歯科では「初診時の検査」に重点を置いています。

それは、検査が病気の原因を知るためにとても重要だからです。

初診で来られた時に必要な全ての検査を行うことで、お口の中の病気の状態やその病気の原因をしることができます。

歯がグラグラする原因をしっかり突き止めてから、原因を解決し歯周病を治す診療を行います。

また、アスヒカル歯科ではカウンセリングシステムを取り入れています。

治療前の前に患者さんとお話をする時間を設けています。

 

・痛みのある部位

・全身の状態

・アレルギーがないか

などを、お聞きするのと同時に、

・困っていること

・不安に思っていること

・治療の対する希望

などお聞きし、患者さんが治療を受けやすいようにしていきます。

ですので、歯周病の治療をお考えの方はアスヒカル歯科にお越しください。

 

まとめ

 

・歯周病治療の流れ

 

pt−1

 

・治療期間と費用

 

pt-7

 

・セルフケアとプロケアの重要性

 

pt-8

 

・歯周病の治療を考えている方はアスヒカル歯科へ!

 

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以上が歯周病の治療の流れについての説明になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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