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放っておくと抜歯になる!歯周病の痛みについて歯科医師が徹底解説

2022.11.07 (最終更新日:2022.11.07)
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歯茎が腫れて痛みが出ても治療せずそのままにしていませんか?しばらくしたら痛みがなくなったから大丈夫と思っていませんか?

実は歯茎に痛みがある時は歯周病になっていて、しかもかなり病気が進行している可能性があります。

歯周病は初期や軽度では痛みがなく、中〜重度になると痛みがあります。

歯周病は放って置くと歯の周りの顎の骨がなくなり歯が抜けてしまう怖い病気です。

なぜ初期や軽度の時は痛みがなく、中〜重度になると痛みが出るのか気になりますよね?

この記事では歯周病に関する痛みについて絵や表を用いて歯科医師が詳しく説明していきます。

 

1 歯周病は軽度では痛みが出ない!痛みが出るのはかなり重症!

 

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歯周病は病気の進行具合により痛みの有無に違いがあります。

歯周病の初期や軽度の時期には痛みがなく、中〜重度の時期には痛みがあります。

 

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歯周病は歯周病菌が原因の炎症性の病気です。

歯周病菌は歯の周りにあるプラーク(細菌の集まり)や歯石に住み着いています。

この歯周病菌が歯の周りで炎症を起こし歯の周りの顎の骨を溶かしていき歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間を形成します。

 

 

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歯周病の初期や軽度の時期では歯周ポケットは浅く、炎症を起こしている部位が歯周ポケットの入り口に近いため、外に血や膿が逃げていくので圧がたまらず周囲の神経を圧迫しないので痛み出にくいのです。

ですので、歯周病になっていることに気づかずどんどん病気が進行してしまいます。

 

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しかし、歯周病が中〜重度になると歯周ポケットは奥の方に深くなり、炎症も歯周ポケットの奥の方まで広がります。

歯周ポケットの奥の方で炎症が起こると腫れや膿によりできた圧が外に逃げることができず周囲の神経を圧迫していきます。

その結果痛みが生じます。

ですので、歯周病で痛みを感じるのはかなり病気が進行していることを表しているのです。

 

2 歯周病で痛みがある時の対応

 

 

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歯周病で痛みがある時はすぐに歯科医院を受診して下さい。

歯周病の原因は歯周病菌であり、歯周病菌は血流の無い部位にも存在するので自然になくなることはなく、またお薬だけでは除去できません。

ですので、歯科医院で物理的に除去しなければなりません。歯科医院でプラークや歯石を除去することで口腔内の歯周病菌を除去していき痛みを取り除くことができます。

 

 

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痛みはあるがすぐに歯科医院を受診できない場合は鎮痛剤を飲むことで痛みを軽減することができます。

鎮痛剤はドラッグストアで購入することができます。

しかし、歯周病での痛みは歯周病菌が原因なので鎮痛剤のみでは効果が出ない可能性があります。

十分に治療を受ける時間がなくても可能な限り歯科医院を受診しましょう。応急処置として歯周ポケットの洗浄と抗生物質と鎮痛剤を処方してもらうことで一時的ですが痛みを軽減することができます。

 

 

3 歯周病で痛みが出ないためには毎日の歯磨きと定期的なメインテナンスが重要!

 

 

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歯周病を進行させず、痛みを出さないためには毎日の歯磨きと歯科医院での定期的なメインテナンスを受けることが重要です。

歯周病の予防で1番大切なのはプラークコントロールです。

なるべくお口の中の歯周病菌を減らすことが大切になります。そのためには毎日の歯磨きが重要です。

毎日しっかり歯磨きをすることでお口の中に歯周病菌が増えないようにすることができます。

しかし、歯周病菌が住み着くプラークや歯石は毎日歯磨きをしていても完全に除去することは困難です。

それぞれの口腔内の状態に合わせて歯科医師や歯科衛生士により定期的にプラークや歯石を除去していくことで痛みを出すことなく口腔内を健康な状態に保つことができます。

歯周病は重度まで進行していくと痛みだけではなく歯の周り顎の骨がなくなり歯を支えることができなくなり歯が抜けてしまう怖い病気です。

ですので、痛みを出すことなく歯を健康な状態をで維持するためには歯科医院でメインテナンスを受けましょう。

4 まとめ

 

歯周病の初期や軽度の時期では痛み出にくいです。しかし、歯周病が中〜重度になると歯周ポケットは奥の方に深くなり、炎症も歯周ポケットの奥の方まで広がります。歯周ポケットの奥の方で炎症が起こると腫れや膿によりできた圧が外に逃げることができず周囲の神経を圧迫していき、その結果痛みが生じます。

・歯周病で痛みが出た時はすぐに歯科医院を受診する。すぐいけない時は鎮痛剤を飲む。

・歯周病で痛みを出さないためには毎日の歯磨きと歯科医院での定期的なメインテナンスが重要!

 

以上が歯周病の痛みに関する説明になります、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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