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根管治療!保険か自費かで迷った時の選択すべき点とその理由について

2021.04.26 (最終更新日:2021.04.26)
根管治療 保険 アイキャッチ画像

歯医者さんに行き、根っこの治療の説明を受けた後に「自由診療で治療した方がいいですよ」と言われたことはありませんか?

「根っこの治療にも自由診療が存在するの?」
「一体どのぐらいの費用がかかるの?」
「そもそも自由診療ではなく、保険診療では治らないの?」

 ただ自由診療がいいと言われただけでは、本当にその意味も、効果もわからないですよね。

今回は、

・保険診療と自由診療との費用の違い
・保険診療でのデメリットや自由診療でできること

について詳しく説明します。

ぜひ今回の記事を読んでいただき、自身にあった治療を選択していただければと思います。

 

1―1保険診療の場合の根管治療の費用

根管治療保険料金比較表

※上記の表は、歯1本あたりに対する費用です。

根っこの本数や医院の設備体制などで、費用が前後に変動することがあるので絶対とは言えませんが、おおよその金額は上記の表の通りです。

根管治療には2種類あり、始めて神経を取る治療と再治療の2種類の費用について、もう少し詳しく説明をしていきますね。

1−1―1歯の神経を取る治療

歯の神経をとる治療の費用

抜髄治療の流れ上記の表は保険診療3割負担の方の料金表(*令和2年4月:保険診療10割負担の場合で計算)
⇨医療費控除を受けられている方などは料金の割合も変わる場合があります。

歯の神経を取る治療は、およそ2000円から7000費用が必要になります。

保険診療は全国の歯科医院で同じ費用ですが、設備(施設基準)などでやや変動します。

しかしながら、下の奥歯で顕微鏡を使用した場合は追加で1200円程度費用が増加します。歯周病の検査や治療、新しい土台や被せ物の費用は別途かかります。

1−1―2再治療の場合

再根管治療の保険の費用

上記の表は保険診療3割負担の方の料金表(*令和2年4月:保険診療10割負担の場合で計算)
⇨医療費控除を受けられている方などは料金の割合も変わる場合があります。

再治療の場合のおよその料金は3000円から7000です。

こちらも保険診療は全国の歯科医院で同じ費用ですが、設備(施設基準)などでやや変動します。

しかしながら、下の奥歯で顕微鏡を使用した場合は追加で1200円程度費用が増加します。歯周病の検査や治療、新しい土台や被せ物の費用は別途かかります。

歯の神経を取る治療との違いは、再治療の場合は被せ物や土台などを外したり、中に詰まっているお薬などを外さなければなりませんので、費用にも差が出てきます。

根管治療の流れ

1―2自由診療の場合の根管治療の費用

自由診療根管治療費用

上記の表は、湧光会アスヒカル歯科の根管治療の料金表です。

自費治療の再根管治療の場合、歯科医師が患者さんの歯の状態や、患者さんの希望、地域性などを考慮して自由に費用設定しているので、保険診療のように「全国ほぼ同じ」ではありません。

支払い方法に関しては、以下の2種類が代表的です。

  1. 保険診療と同じように、その都度で自費診療費用の設定がある場合
  2. 費用支払いの回数は1回で、根管治療が終わるまでの全ての費用が含まれている場合

歯の根っこの数が前歯と奥歯で異なってくるのと、再治療の方が治療の難易度が高いため、当医院では料金に差が出ています。

これらの費用設定は歯科医院によって異なりますので、お確かめいただければと思います。

2なぜ費用に違いが出るのか?費用だけ見ていても後悔する!歯を残したいのであれば精密根管治療

根管治療主張イラスト

いきなりですが、これが私からの大きな主張です!

保険診療ではかなり限界があり、「今の痛みをなんとか取りたい!」といった応急的なことにしか対応できません。

実際の根っこの中というのは複雑で、きちんと治療をしないと病気の再発にもつながり、将来的に抜歯をしなければいけないといった方も多くおられます。

抜歯になってしまえば、入れ歯やインプラントなど、さらに費用も必要になりますよね。

一見費用だけを見れば、「保険診療の方が安くていいのでは??」と思われるかもしれません。

しかし、再治療の可能性も高く、再治療のたびにどんどんとご自身の歯を失うことになります。

 将来たくさん歯を残したいと思われるのであれば、少し費用をかけてでも、精密な根管治療を受けていただくことをお勧めいたします。

『歯医者さん』といっても、根っこの治療が専門の先生や、矯正治療が専門の先生など様々な分野があります。

様々分野がある中でも、特に根っこの中というのは複雑かつ治療が難しいので、そういった勉強会にも参加をして専門的に学んでいる先生に診てもらうことが大切です。

そうすることで、再発のリスクを下げることにもつながります。

では、果たしてどれくらい違いがあって、どれだけ治療が変わってくるか?

根管治療保険と自費の違い

上記の表は湧光会アスヒカル歯科での内容のもののため、全ての医院で使用したり、行っているとは限りません。あくまでも参考までに。

今から、5つの違いについて説明をしますので、ぜひ治療の選択の参考にしていただければと思います。

①ラバーダムの使用について

ラバーダムをご存知でしょうか?

ラバーダムとは歯に引っ掛けるゴムのマスクのことです。

ラバーダム

このラバーダムを使用することで、唾液からの感染を防いだり、器具の落下を防いだり、消毒時に使うお薬の漏れを防ぐことができる、優れものです。

しかし、この「ラバーダム」はしてもしなくても費用は変わりません。

ですので、保険診療では使用していないところも非常に多く見受けられます。

ですが、このラバーダムを使用しないまま治療を行うと、前述したとおり、唾液が根管の中に入り、せっかく治療をしても再発してしまうリスクがグーンと上がります。

ですので、ラバーダムを使用しているか使用していないかは、治療に置いてとても大切なのです。

②マイクロスコープ(顕微鏡)の使用について

マイクロ様子画像

マイクロスコープとは顕微鏡のことであり、20倍にまで歯を拡大してみることができるので、複雑な根管の治療が可能になったり、細い根管などを見つけ治療ができるなど、再発のリスクを下げることができる優れものです。

質の高いマイクロスコープを導入するには、多額の費用が必要です。

よって、導入していない歯科医院も多いのが現状です。そして、導入していても根管治療に向いていない機種であったり、自由診療でのみ使用しているというところが多いのではないかと思います。

ここも自由診療と保険診療との違いです。

しかし、最近は保険診療でもマイクロスコープの費用の算定が追加されたので、今後は使用されることが増えるかもしれません。

ただし、マイクロスコープを使用すると、保険の診療であっても、通常の根管治療の費用よりプラスアルファー費用が必要になります。

③CT撮影について

よく使用されるのがパノラマと呼ばれる大きいレントゲンと、デンタルと呼ばれる部分的な小さいレントゲンです。

パノラマ

↑パノラマ

デンタル

↑デンタル

こちらも治療をしていく上で重要なレントゲンですが、上のレントゲンは2次元のものなので、根っこがどのように曲がっているか、どこで神経の通り道が塞がってしまっているかなどという細かいことは分かりません。

これをよりわかりやすく見ることができるものがCTです。

CT画像

↑CT

CTは3D的にあらゆる角度から見ることができるので、根管がどのように曲がっているか、どの部分から神経の通り道が塞がっているかなどを具体的に見つけることができます。

根管の中は非常に複雑なものです。

ですので、CTを使用してきちんと確認しながらの治療が大事ということです。

ただし、このCTを導入していない医院もあります。

自由診療の根管治療を取り入れている医院さんにはC Tの設備はあると思いますので、根管治療に根差した医院での治療を受けていただくことが大切です。

こういったところも、保険診療との違いになります。

④器具の使用頻度について

ここは保険診療と自由診療との大きな違いです。

根管治療には様々な器具を使用しますが、中でも多く使用されるのが、このファイルと呼ばれる道具です。

根管治療ファイルイラスト

このファイルと呼ばれる器具は、使用した後滅菌をして、それができればまた別の人で使用するといった、いわゆる使い回しでの診療が多いです。

もちろん滅菌はしていますが、保険診療では「この患者様の専門の道具」として使用することは非常に少ないです。

この使い回しをしていることで、器具が徐々に劣化し、折れやすい状態になります。

これが根っこの中で折れてしまっては大変なことは、想像できますよね。

また、衛生面的にもきちんと患者様ごとに使用し、使い終われば捨てるといった方法が最も清潔です。

当医院での自由診療の場合は、患者様それぞれに器具をご用意しておりますので、折れるリスクも下げられますし、清潔に診療をすることを心がけております。

この体制をとっているかについても、かなりコストがかかりますので、実際にこのような体制をとっているところは少ないかもしれません。

⑤器具や薬液の種類について

保険診療というものは、限られた道具でしか診療をすることができません。

根管治療では上記のファイルを使用して根っこの中を掃除していきます。

根管治療CT

レントゲン写真のように根っこの先がクイーンとまがった根っこの場合は、治療が難しくファイルがきちんと根っこの先まで入らないことがあります。

ニッケルチタンファイル使い捨て

↑ニッケルチタンファイル

そこで活躍するのがこの「ニッケルチタンファイル」と言われる道具です。

ニッケルチタンファイルは根管の先まで曲がってくれるので、従来よりも曲がった根っこの治療が可能になってきました。 

しかし、このニッケルチタンファイルなど、あらゆる道具を使用して治療を進めようとすると、それだけ費用も必要になってきますので、保険診療では使用しないことが多いです。

つまり、限られた物だけでの治療には限界があるということです。

3アスヒカル歯科では根管治療専門医のもと診療を行っています

アスヒカル歯科の院長はAAE(アメリカ歯内療法学会)の専門医です。
⇨根管治療専門医です。

院長写真院長専門医

ですので、根っこの複雑な治療もマイクロスコープや顕微鏡を使いこなしながら、治療を行っております。

ただ治療するだけではなく、治療に対する知識や技術の向上に努めています。

根っこの治療というものは、大変難しい治療です。

何度も根管治療を繰り返している、初めて治療を受けるという方も専門医にぜひ相談していただければと思います。

また、当医院ではカウンセラーがいますので、治療に対する相談ができます!

根管治療説明カウンセリング

やっぱり根管治療に費用をかけるべきなのか、一体どんな治療なのか、わからないことを治療前に相談することができます。

治療に対して、ご納得いただいてからの治療を心がけておりますので、ご安心いただければと思います。

ご興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。

アスヒカル歯科根管治療専門サイト:https://osaka-endodontic.or.jp

4まとめ

 保険診療には限界がある!!

きちんと治療を受けたい、歯を長持ちさせたいのであれば、自由診療での精密根管治療を受けることが大切です。

【保険診療と自由診療の違い】

保険診療と自由診療違い表

ぜひ今回の記事を読んでいただき、治療選択の参考になればと思います。

 

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