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根管治療の7の基本手順とシチュエーション別解説!

2020.11.30 (最終更新日:2020.11.30)
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1 根管治療の流れ

根管治療手順1

 

1 検査・診断

 

まず、根管治療が必要なのかどうか見極めるためには精密かつ十分な検査をした上での正しい診断が必要です。

何故ならこの5つのどれかが欠けていると、正確な診断ができなかったり原因の見逃しがあるからです。

検査にも沢山の種類があり、全部で5つあります。

根管治療をするにあたって今から紹介する5つの検査は必ず必要です!

なので、この5つの検査を行なっている歯科医院に行った方がいいでしょう。

 

1 レントゲン・C T撮影

まず根管治療に必要なレントゲンは大きく分けて3つあります。

 

C T撮影〕

C T撮影では歯の根管が三次元的(立体的)に撮影することが可能です。

根管治療は根管の中をはっきりと見て治療をするのは難しいので、レントゲン上でも三次元的に見れることによってパノラマ・デンタル撮影では写らない小さな根管を見つけたりより細かいところまで原因を追及することができる検査で、実は根管治療ではCT撮影が一番重要なのです!

そして根管治療中も複雑なところまで正確に、そして安全に治療を進めるための重要な資料にもなるので、根管治療を受けられる方はC T撮影がある歯医者に行くことがベストでしょう。

 

 

 

〔パノラマ撮影〕

根管治療手順4

パノラマ撮影は顎まで写るくらい全体的に写るレントゲンで、デンタル撮影では写りきらないくらい歯根の先の病気が大きかったりなどの範囲の大きさを診断するために検査をし、診断します。

 

〔デンタル撮影〕

根管治療手順5

デンタル撮影は歯が2〜3個分写るくらいの小さなレントゲンですが、パノラマ撮影よりもより近くで撮影するため虫歯の範囲やパノラマ撮影では見逃してしまう小さな歯根の病気までも細かく診断することができます。

 

 

2 口腔内写真

口腔内写真で歯質がどれだけ残っているかなど、現在の状態を患者様自身も知ってもらうために検査をします。

もちろんその部分の治療が終わればまた口腔内写真を撮影し、beforeafterも見てもらいます。

 

3 歯髄電気診断(しずいでんきしんだん)

歯髄(しずい)とは歯の神経のことです。歯髄に微量の電気を流すことによって、神経が生きているか・死んでいるかを判別することができます。

 

4 温度診断

温度診断とは、歯に冷たいもの・熱いものを当てて神経が反応するかを調べます。

何も感じなければ神経は死んでいる可能性が高くなります。

 

5 マイクロスコープで確認

根管治療をする時、肉眼ではほとんど見えないくらい小さな穴を治療します。

だから歯にヒビが入っていたり割れていたりすると、いくら根管治療をしても治りません。

マイクロスコープは肉眼の20〜30倍で拡大して見ることができるので、精密かつ明確な診断・治療をすることができるのです。

 

アスヒカル歯科では的確な診断をするために、この5つの診断を行なっています!

だから当院は安心して根管治療に入ることができます。

2 ステップごとの根管治療の流れ

STEP1 虫歯・神経をとる

根管治療手順6

では根管治療がすぐに始まるかというとそうではありません。

まず虫歯を先に全て除去しないといけません。虫歯が残っているとずっとそこから菌が根管内や神経に繁殖します。

だから初めに虫歯を全て取り、そこから次は菌に汚染された神経を取ります。

菌に汚染されたものは全て取り除くのです。

この時麻酔は基本的にします。

(神経が菌に汚染されすぎていると神経が死んで、痛みを感じない場合があります。その場合麻酔しない時もあります。)

その後に歯根の中にある根管のさらに中の神経を細い針のような器具、あるいは器械で取っていきます。

神経をとる回数は1回で終わります。

 

STEP2 根管拡大・形成

根管治療手順7

神経を取り終わった後は、根管の内部が菌に侵されているので細い器具でお掃除をします。

その時に根管という管の幅も広げていきます。

何故根管を広げていくかというと、お掃除しながら広げていくとこで、細菌を除去して最終的なお薬がキレイに

詰めれるようにスペースを確保して形を整えているのです。

元々の根管は、細くお掃除がしにくい状態であるだけでなく、最終的なお薬を入れるスペースがありません。よって、細い器具を使って少しずつ根管を広げて治療をしていきます。

細い管から急に太くすることはできないので、この根管拡大・形成は前歯では1回で終わることもありますが、奥の場合は24回程度かかります。

 

 

STEP3 根管洗浄

根管治療手順8

根管内には削りカスや器具では除去しきれない所を薬剤で溶かしたり、消毒をします。

その使用する薬剤の中には、舌や粘膜に触れると痛みが出るものもあるので口や下を動かさないように気をつけましょう。

そういったことも考えると「ラバーダム」と呼ばれるゴムのシートを使用して行う治療が一番なので、ラバーダムを使用している医院をお勧めします。

何故ならラバーダムは薬液が喉に流れたり、粘膜に触れたりするのを防いでくれるからです。

ラバーダムを使うことでより安全に、施術歯だけに集中して治療を行うことができるので、根管治療を行う際は、ラバーダムが必須と言えるでしょう!

ちなみに当院でもラバーダムを取り扱っています。

詳しくはこちらをご覧ください。(根管治療 ラバーダム URL

 

STEP4 仮蓋

end4

中までしっかり消毒ができたら、次に仮蓋をします。

何故仮蓋をするのかというと、綺麗に消毒した根管内に菌が入らないように感染を防ぐためです。

食べ物だけでなく、実は唾液の中にも多くの菌が存在していて唾液が根管の中に入ると感染する可能性が高くなるからです。

 

〜何故“仮”なのか〜

根管治療は根管の数や形によって回数が変わります。

根管治療をする度に蓋を取って根管の中を触るので、回数のかかる治療をよりスムーズにするために「仮」の蓋なのです。

 

※あくまでも「仮」なので、当然取れる可能性もあります。

そのため仮蓋中はその根管治療をしている歯の反対側で食事することをお勧めます。

 

STEP5 根管充填(STEP2〜4を繰り返して根管内が綺麗になれば)

根管治療手順9

根管形成まで終わり、消毒も終わったら最終的に根管の先までしっかりお薬を詰めます。

イメージとしては根管の中をきっちり隙間なく埋めるということです。

お薬の中には感染しにくいように殺菌作用のあるもの(人体に影響はありません)を入れていきます。

その時に隙間なく埋めたいので、熱で一度溶かしてグッと押して詰めていこます。

この時かなり熱い器具がお口の中に入ります。

ですから、火傷などしないように「熱いものがお口に入りますね」や「お口大きく開けててください」との声かけがあると思うので、その時は必ず指示に従いましょう!

 

 

 

STEP6 土台(コア)形成

根管内にお薬を詰め終わったらもう終わりではなく、その上に土台(コア)を作っていきます。

根管治療手順10

根管治療をした歯は十分な歯質が残っていないことがほとんどのため、歯を補強してあげて土台を作ります。

土台(コア)を作り歯が補強されることによって、被せ物が外れにくくなるのです。

ちなみに土台の種類も樹脂や金属など様々あるので、その歯にあった土台を選んでつくっていきます。

 

STEP7 型取り

根管治療手順11

次にその土台に合った被せ物を作るために、型取りをします。

被せ物はその人一人一人によって見た目やかみ合わせ、形や高さ色など全て違うのでオーダーメイドのあなただけの被せ物を作るためにこの印象は必ず欠かせません!

さらに土台(コア)だけのままだと十分に噛めない状態、隙間から感染しやすくまた根管治療が必要になる可能性が高いので被せ物(クラウン)をセットするまでは治療は終わりではないのです。

 

STEP8 被せ物(クラウン)セット

根管治療手順14 

印象した被せ物(クラウン)は1〜2週間ほどで出来上がってきます。

出来上がった被せ物(クラウン)を土台(コア)にセットします。

その時に口腔内ではミリ数の誤差で噛み合わせに変化が出るので、もし「噛み合わせが高い」「横の歯との隙間がきつい」場合はその場で被せ物(クラウン)を調整をすることがあります。

それが全て終われば、治療は終了です!

 

2 再根管治療の流れ

根管治療手順12 

再根管治療というのは以前に根管治療した歯がまた菌に感染してしまい、再度根管治療が必要になった治療のことです。

 

STEP1 被せ物(クラウン)の除去

今ついている被せ物(クラウン)を全て除去します。

何故なら根管治療するには被せ物(クラウン)は邪魔で根管治療ができないからです。

さらに再根管治療が必要になったということはその被せ物(クラウン)からの隙間が原因で菌に感染した可能性もあるため、その場合は再根管治療が終わった後に再度印象(型とり)をして新しい被せ物(クラウン)を作製しなければなりません。

被せ物(クラウン)の除去は1回で終わります。

 

 

STEP2 土台(コア)の除去

被せ物(クラウン)の下には必ず土台(コア)があるので、その土台(コア)も除去していきます。

その土台(コア)の素材や太さ、形によって除去する回数が変わります。

基本的には1回で終わることがほとんどですが、素材が金属だったり太い・長いと除去の難易度が上がり2回程かかる可能性もあります。

 

STEP3 根管充填材の除去

一度詰めた根管充填材も菌が繁殖してしまっているため、全て綺麗に取りきらないといけません。

残っているとどれだけ治療しても治らない!なんてことにもつながるでしょう。

なので「全て取りきる」ということが大事です。

しかし根管充填は根っこの先まで隅々に詰められているため、それを全て取り切るとなると1回では難しいです。

状態にもよりますが2〜4回は回数はかかるでしょう。

 

根管充填材を除去した後は、通常の根管治療と流れは同じです。

上記にあるSTEPの2〜8の流れを行なって治療は終了となります!

 

 

3 根管治療にかかる回数と期間と費用

①根管治療にかかる回数は個人差あり

根管治療は歯の場所や根っこの管の数や形によって回数が異なってきます。

基本的な回数の目安の図がこちらです。

根管治療手順13

この回数に加えて 土台(コア)形成:1

         型取り(印象):1回

                被せ物(クラウン)セット:1回  が加わります。

 

②根管治療にかかる期間は約半月〜2ヶ月

根管治療にかかる期間に関してはこちらも個人差がありますが大体平均半月〜2ヶ月くらいでしょう。

回数にもよりますが、患者様の来院するペースにもよって期間は変わるので早く終わる方もいれば少し期間が長引いてしまう方もいるので明確な期間が知りたい、いつまでに終わらせてほしいなどの希望がある方は歯科医院の先生に聞いてみるのもいいでしょう。

 

 

4 アスヒカル歯科の根管治療と特徴

根管治療手順15

根管治療を成功させるためにアスヒカル歯科が行なっている4つの特徴をご紹介します!

根管治療手順16

1 必要な精密な5種類を検査を全て行なっています

アスヒカル歯科では根管治療に必要な検査を5種類全て行なっています。

1−1レントゲン検査 

根管治療には必ずレントゲンが必要です。

顎まで写るパノラマ検査やより歯を細かく見れるデンタル検査もそうですが、歯を三次元的に写してくれるのがCT検査は絶対に検査しないといけません

何故ならCT検査をすることによって歯の根っこの管の数が何本あるか分かったり、その管の形など普通のレントゲンよりもより詳しく知ることができるからです。

CT検査をするからこそ確実に治すための根管治療を安心・安全にスタートすることができるのです。

そのCT検査をアスヒカル歯科では治療前だけでなく治療途中・治療後・メインテナンスで細かく撮影し、確認と患者様にしっかりと現在の状態の説明を行なっています。

こういった診断や進行状況、治癒状況を知り安心してアスヒカル歯科で治療を受けられると言って下さる患者様も多いです!

 

1−2マイクロスコープで確認

根管治療手順17

根管治療をする時、肉眼ではほとんど見えないくらい小さな穴を治療します。

歯にヒビが入っていたり割れていたりすると、いくら根管治療をしても治りません。

しかしマイクロスコープは肉眼の20〜30倍で拡大して見ることができるので、精密かつ明確な診断・治療をすることができるのです。

アスヒカル歯科では根管治療は毎回マイクロスコープを使用し、歯の根っこの細かい管の隅々まで綺麗に清掃・消毒・薬を詰めている事によって確実に治る、再発しない根管治療を行なっております。

さらにマイクロスコープを使用するにはその先生の高度な技術がないとうまく扱えないなんてことも言われていますが、アスヒカル歯科の加藤先生は多くの根管治療を行い治してきた技術・経験ともに数多くあるのでレベルの高い根管治療を提供することができます。

 

1−3口腔内写真

根管治療手順18

口腔内写真もアスヒカル歯科では必ず撮影しています。

口腔内写真で歯質がどれだけ残っているかなど、現在の状態を患者様自身も知ってもらうために検査をします。

もちろんその部分の治療が終わればまた口腔内写真を撮影し、beforeafterも見てもらい綺麗になった状態を視覚的にも実感して頂くことができます。

 

1−4神経電気診断

根管治療手順19

まだ根管治療をしたことがない歯は根管治療をする前に神経が生きているか死んでいるかの検査もします。

何故なら根管治療が必要な場合、神経が死んでいることがほとんどですが稀に神経が生きている場合があるからです。

神経が生きていた場合は根管治療ではなく、神経を残していく治療をした方が絶対に良いのでまずは神経が生きているか死んでいるかの診断が重要になってきます。

※ちなみに何もしてなくてもズキズキ痛みが出る「自発痛」がある場合は神経の先まで菌に感染しているので神経は残せず根管治療が必要になります。

〔アスヒカル歯科の強み〕

アスヒカル歯科では神経を残す治療「VPT」という治療も行なっています。

神経を抜きたくない、残したいと気になる方は是非ご連絡お待ちしております。

 

 

 

1−5温度診断

根管治療手順20 

上記の神経電気診断で神経の生死が100%わかるかというとそうではありません。

神経が生きていても神経へのダメージが大きいと、神経電気診断では反応しないことがあります。

そういう場合は温度診断にて神経が生きているかどうかの二重診断を行います。

熱いもの・冷たいものを当ててそれでも何も感じない場合は神経が死んでいて根管治療が必要になるでしょう。

 

 

2 感染・安全対策にラバーダムを使用しております

根管治療手順21

ラバーダムはゴムのシートのことで根管治療中の根管内の菌の感染防止や器具や薬液を誤って飲み込まないように防止してくれる根管治療には絶対した方がいい必要不可欠なものです。

唾液からの感染を防ぐ、お薬の漏れを防ぐなど術者もスタッフも重視しており治療時に必ずラバーダムを使用しております。

もちろんラバーダムが苦手な方がおられるので「ズー」と呼ばれる装置もアスヒカル歯科にはあります。

安全にかつ迅速に治療を進められたい方はラバーダムもしくはズーを使っているアスヒカル歯科、または他の歯科医院を受診されることをお勧めします。

 

3 専門カウンセラーとの説明・相談時間があります

根管治療説明カウンセリング

アスヒカル歯科には「患者様とのコミニケーション」「最新治療・予防の知識」に特化したトリートメントコーディネーターという歯科医院専門のカウンセラーが在籍しております。

現在の状態や治療の流れの説明だけでなく、患者様の不安や悩み、希望を汲み取って治療に通いやすい・安心できる環境を整えております。

先生には聞きにくい言いにくい‥なんて方もカウンセラーがいればそんな悩みはすぐ解消されます!

 

 

4 経験・知識豊富なAAE(アメリカ歯内療法学会)の専門医がいます

根管治療専門医

アスヒカル歯科では精密かつ正確な診断をして、患者様が必要性や治療に対しての疑問を全て解消できる

機材・器具と技術・知識と環境・人材が揃っています。

根管治療でもAAE(アメリカ歯内療法学会)の専門医が最新の知識と技術を持ってその患者様に合ったオーダーメイドの治療を行なっています。

当院は数多くの根管治療の症例、難症例の経験があるのでその歯を長く使っていけるように様々な方法と器具・材料を使用して根管治療ができます。

納得と安心を提供できる歯科医院をお探しの方は是非、ご連絡お待ちしております。

 

アスヒカル歯科

 

 

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