「歯髄再生治療」という治療を聞いたことがあるでしょうか?
日本でもごく少数の歯科医院でしかまだ行われていない治療方法で、最先端の治療方法です。
今回はそんな、「歯髄再生治療」について、治療の費用について徹底解説していけたらと思います。
1歯髄再生治療とは
歯髄再生治療とは、一度死んでしまった神経を蘇らせる最新の治療方法です。
ご自身の親知らずなどの「不要な歯」から「歯髄幹細胞」と呼ばれるものを取り出し、失ってしまった神経のある根管に移植することで、歯髄を蘇らせるという治療となります。
この治療方法は、設備や知識など非常に厳しい審査をクリアして、厚生労働省にこの治療を行うことを許可してもらう必要があります。
やはり、国も安全性を第一に考えるので、それに耐えうるクオリティの歯科医院、許可されている施設は、現状非常に少ないんです。
ですので、日本でもまだごくわずかな歯科医院でしか治療は行われていません。
ただし、治療をすることで歯の寿命が大きく伸びたり、虫歯ができても痛みを感じることができるので早期に発見することが可能です。
2歯髄再生治療の期間について
歯髄再生治療のトータルの期間は、1年程度必要です。
今から詳しい歯髄再生治療の期間について解説していきます。
歯髄再生治療では、まず親知らずなど不要歯の抜歯が必要です。
抜歯をするまでに同意書を取ったり、患者様との契約が必要です。それが完了すればいよいよ抜歯となります。
それまでに、おおよそ2週間程度期間が必要です。
その後、抜歯をした歯から「歯髄幹細胞」と呼ばれる細胞を取り出し、増殖させていきます。
それにかかる期間が1~2ヶ月程度必要となります。
無事に培養が完了したら、いよいよ患者様の死んでしまった神経を取りだし、根管内を綺麗に無菌状態にしていきます。
この時、ただの根管治療での洗浄に加えて、根管内部が無菌であるかどうかを検査する必要があり、根管治療と合わせて根っこの洗浄で約1ヶ月程度期間が必要となります。
根管内部が綺麗に無菌状態になったことが確認できれば、いよいよ歯髄幹細胞移植となります。
歯髄幹細胞移植は、基本的には1回の治療で移植を行います。
移植が完了したら、ここからは定期的に検診が必要となります。
歯に電気信号を与えて神経が生きているかを確認する必要があるからです。
移植後から1年程度、定期的に確認していく必要があります。
よって、おおよそ1年と数ヶ月は歯髄再生治療が完了するまでに期間が必要となります。
ただし、移植前の治療は患者様の症状の程度によっても異なってきますので、一概にこの期間でできますと言い切ることは難しいです。
期間が通常の治療に比べれば少し長く感じるかもしれませんが、将来何年も使い続ける歯の寿命を伸ばしてあげるためにも、ぜひご理解いただければと思います。
3治療後の定期検診が大事
歯髄再生治療は先ほどもお話しした通り、歯髄幹細胞を移植して完了というわけではありません。
歯髄が復活していくには、移植をしてその後の患者様自身の治癒力もとても大切です。
ですので、移植後の歯髄が復活していくまでの定期的な検診で確認をとり、神経に反応があるのかどうかというのを確認していく必要があります。
その確認で、一時的に神経の反応があったとしても、その後反応がなくなってしまっては良くありませんし、歯髄を移植後の食生活等で虫歯を作ってしまっては、再度神経を取らなければならない可能性もあります。
つまり、定期的にプロの目で歯の状態を確認し、素早く対処できるためにもその後の検診がとても大切ということです。
そこも含めての歯髄再生治療の期間で考えていただければと思います。
4アスヒカル歯科でも「歯髄再生治療」を行っています!
アスヒカル歯科では、この「歯髄再生治療」を行っています。
ごく少数の歯科医院でしか行われていませんが、治療が成功すればメリットも大きく、歯の寿命も大きく伸ばすことのできる治療方法です。
アスヒカル歯科では、その治療を行うために高い技術力と知識を身につけるため、歯科医師、スタッフも何度も勉強を行い技術も知識も勉強をして治療を行なっております。
期間は他の治療と比べても長期間になりますが、成功すれば一生物の大切な歯を守ることへもつながります。
また、当医院ではカウンセラーも存在し、治療に関する詳しいご説明、治療期間についても、患者様とご相談しながらお話し、予約も取らせていただいております。
ぜひご興味のある方は、お問い合わせくださいね。
5まとめ
・歯髄再生治療の大まかな期間について、おおよそ1年は必要
・治療終了後も定期的な検診が必要
・日本でもまだ少数の歯医者さんでしか取り入れていない治療方法
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