コーヒーの強力な着色をエアフローで除去
2024.06.05
今日は、アスヒカル歯科で行った症例についてご紹介します。今回の患者さんは、m、毎日たくさんコーヒーを飲むとのことで、かなり強力な歯の着色に悩まされていました。
歯ブラシを使用したり、歯医者でクリーニングをしても取れないと言われていて、取る方法があるのならやってみたいという強い希望がありました。
患者さんの背景
この患者さんは、30代の男性で、コーヒーを日常的に楽しむ方です。
その結果、歯の表面にかなり強い着色が見られました。
普段からきちんとした歯磨きをしていても、このような強い着色は自宅でのケアだけでは取り除くのが難しいことがあります。
診察と治療の流れ
エアフローによるクリーニングが最適な解決策であると判断し、患者さんにもその旨を説明しました。
エアフローとは、水とエアーと専用の粉末を使って歯の表面を効率的にクリーニングする方法です。
治療前に、患者さんの歯の状態を写真に収め、ビフォーアフターをしっかり記録することにしました。
エアフロー処置の手順
エアフローによるクリーニングは、特に強い着色やステインに対して効果的な治療法です。以下に、エアフロー処置の具体的な手順を説明します。
1. 診察とカウンセリング
まず、患者さんの口腔内を詳しくチェックします。歯の状態、着色の程度、その他の口腔内の問題を確認し、エアフローが適切な治療法であるかを再度確認します。その後、患者さんにエアフローの仕組みと期待される効果を説明し、同意を得ます。
2. 事前準備
処置前には、通常の治療時と同じくエプロンを着用してもらいます。
目元を保護するためお顔にタイルをかけます。
3. 器具の準備
エアフロー装置を準備し、専用のパウダーをセットします。また、診療台の設備と接続します。
4. 歯のクリーニング
エアフローのノズルを歯の表面に対して適切な角度で配置し、エアー、水、パウダーを同時に噴射します。
この噴射により、歯の表面のプラークや着色が効率的に除去されます。
ノズルは絶えず動かしながら全ての歯を均一にクリーニングしていきます。
5. 吸引と洗浄
処置中、口腔内に溜まる水やパウダーを適宜吸引し、患者さんが快適に感じるようにします。また、必要に応じて口腔内を定期的にすすぎます。
6. 最終チェックと仕上げ
全ての歯のクリーニングが完了したら、歯の表面を最終チェックします。
着色が十分に除去されていることを確認し、必要に応じて追加のクリーニングを行います。
7. アフターケアのアドバイス
処置後、患者さんには自宅でのケア方法や今後のメンテナンスについてアドバイスを行います。特に、着色の原因となる飲食物や習慣についても説明し、予防策を伝えます。
エアフローの効果(写真)
治療は約30分ほどで終了しました。患者さんの歯の表面に付着していた頑固な着色は、エアフローによってかなりきれいに取り除かれました。
全ての着色を完全に取り除くことはできませんでしたが、治療前と比べて明らかに歯の表面が明るくなり、患者さんも大変満足されていました。
症例の詳細
年齢 | 38歳 |
主訴 | 着色を落としたい |
治療内容 | エアフロー |
費用(施術当時の価格) | 5,500円 |
期間 | 1日 |
リスク | エアフロー処置後、一部の患者さんは一時的に歯の感受性が増すことがあります。特に、冷たい飲み物や食べ物に対して敏感になることがありますが、通常は数日以内に自然に解消されます。 |
まとめ
エアフローによる着色除去は、頑固なステインに悩む多くの患者さんにとって非常に有効な治療法です。
今回の症例でも、患者さんの笑顔を取り戻すお手伝いができたことを嬉しく思います。
もし、同じような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。私たちが全力でサポートいたします。
エアフローは、安全かつ効果的な歯のクリーニング方法で、多くの患者さんに満足いただける結果を提供しています。興味のある方や詳しい情報を知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
監修者
監修者
医療法人 湧光会アスヒカル歯科 院長 加藤 真悟 AAE(アメリカ歯内療法学会) 認定スペシャリスト
ITIインプラントスペシャリスト
i6 ファウンダー
他、所属学会、認定資格多数 根管治療やインプラント治療に精通しており、学術団体のスペシャリストに認定されている。現在ではセミナー講師として若手歯科医師の育成にも尽力している。常に知識と技術を磨き、患者様の求める治療の最大限を出し切ることを目標としている。 詳しいプロフィールはこちら