歯石と強い着色の除去治療をした症例
2024.06.05
今回の患者さんは58歳の女性で、歯石と強い着色に悩んでおられました。エアフローを使ったクリーニングにより、きれいな歯を取り戻すことができました。
患者さんの背景
この患者さんは、当院にて歯周病治療を受け溜まっていた歯石は除去されましたが、コーヒーや紅茶による着色も目立つようになっていました。
初診と診断
初診時、患者さんの口腔内を詳細にチェックしました。歯石が歯と歯肉の間にしっかりと付着しており、加えて、コーヒーや紅茶による着色がかなり強く見られました。患者さん自身も何をしても取れなかったので試しにやってみたい、改善したいという希望をお持ちでした。
治療計画
まず、歯石を除去するスケーリングを行い、その後、エアフローによるクリーニングで着色を取り除くという二段階の治療計画を立てました。患者さんにも治療の流れと期待される効果を丁寧に説明し、同意を得ました。
臨床例(写真)
スケーリング
最初に、専用のスケーリング器具を使って歯石をしっかりと除去しました。歯石が除去されたことで、歯肉の健康も改善され、口腔内の衛生状態が向上しました。
エアフローによるクリーニング
次に、エアフローを用いて歯の表面の着色を除去しました。エアフローは、水とエアー、専用のパウダーを噴射して、歯の表面をやさしくかつ効果的にクリーニングします。このプロセスにより、歯の表面に付着していた頑固なステインもきれいに取り除くことができました。
結果と患者さんの反応
治療後、患者さんの歯は見違えるほどきれいになりました。歯石と着色が取り除かれたことで、歯の自然な白さが戻り、患者さんは大変満足されていました。
症例の詳細
年齢 | 58歳 |
主訴 | 着色を落としたい |
治療内容 | エアフロー |
費用(施術当時の価格) | 5,500円 |
期間 | 1日 |
リスク | エアフロー処置後、一部の患者さんは一時的に歯の感受性が増すことがあります。特に、冷たい飲み物や食べ物に対して敏感になることがありますが、通常は数日以内に自然に解消されます。 |
アフターケアと予防策
治療後、患者さんには自宅での適切な歯磨き方法と、定期的な歯科検診の重要性を再度説明しました。
特に、飲み物や食べ物による着色を防ぐためのアドバイスも行い、次回の検診予約も取っていただきました。
今回の症例では、歯石除去とエアフローを組み合わせることで、短期間で患者さんの口腔内を劇的に改善することができました。
これにより、患者さんの生活の質が向上し、笑顔に自信を取り戻すお手伝いができたことを嬉しく思います。
同様の悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。エアフローやその他の歯科治療について詳しく知りたい方は、どうぞお問い合わせください。
監修者
監修者
医療法人 湧光会アスヒカル歯科 院長 加藤 真悟 AAE(アメリカ歯内療法学会) 認定スペシャリスト
ITIインプラントスペシャリスト
i6 ファウンダー
他、所属学会、認定資格多数 根管治療やインプラント治療に精通しており、学術団体のスペシャリストに認定されている。現在ではセミナー講師として若手歯科医師の育成にも尽力している。常に知識と技術を磨き、患者様の求める治療の最大限を出し切ることを目標としている。 詳しいプロフィールはこちら