知ってました?唾液の正体! Part3【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】

2019.05.06

アスヒカル歯科医院から歯科関連で役に立つ情報を定期的に皆様に提供させて頂いております。
今回も唾液について説明していきます。

前回は唾液のはたらきについてご説明致しました。唾液が口の中、体にも様々なはたらきがある事がわかりましたね。その働き者のの唾液を実は増やす方法があります。今回は唾液の量を増やすコツについてご説明致します。

まず唾液がその力を十分に発揮する為には、お口の中にある程度の量がないといけません、唾液が少ない、減ってきた、もっと唾液を増やしたいという方は是非このコツをお試し下さい。

ポイント1 水分を取る
唾液は血液に由来すると説明しましたが、血液のおおもとは水分です。唾液を増やすにはまず水分を取りましょう。

ポイント2 よく噛んで食べる
咀嚼をするほど、唾液腺が刺激され唾液が出てきます。食材を大きく切ったり、噛みごたえのある食品を選ぶなど、咀嚼回数を増やす食べ方の工夫も効果的です。

ポイント3 唾液腺マッサージをする
前回の説明で3大唾液腺があるとお伝え致しました。
その3大唾液腺のマッサージは唾液の分泌を促します。3つともまんべんに行う必要はなく、やしやすい物を繰り返していただければOKです。オススメは、構造的に皮膚と唾液腺の間の筋肉が薄い、耳下腺のマッサージです。

①顎下腺マッサージ
手をグーにして、顎の下はめるよう置く。後ろから前へ10回以上動かす。
②舌下腺マッサージ
親指を立てて、顎の下を押すように刺激する。優しく7〜10回繰り返す。
③耳下腺マッサージ
耳の下より少し前を、人差し指、中指、薬指で回すように刺激する。ゆっくり優しく、10回以上繰り返す。

ポイント4 抗酸化食品をとる
抗酸化物質は「アンチエイジング効果がある」と注目されていますが、その中には唾液の量も増加させるものもあります。納豆などに含まれる、イソフラボン、ネギや玉ねぎに含まれるケルセチン、サプリメントなどで売られているコエンザイムQ10、柑橘類などに含まれるビタミンCがそれに当たります。ちなみにネギは唾液中のIgAを増やす効果もあります。

以上が唾液が増えるコツになります。参考になりましたでしょうか?
唾液の量が減る主な原因についてもご説明致します。

唾液の量が主に減る原因は3つあります。
①脱水
脱水状態になると、唾液のの量も減少します。
②持病のお薬など
持病のため、服用している薬剤によっても唾液の量は減少します。また唾液腺の病気やがんの放射線療法でも減少します。
③加齢
加齢にともない唾液腺の機能やお口の筋力が低下し、唾液の量が減少します。

以上3つが唾液の減少の主な原因となります。歳を重ねるにつれて自然と唾液は減少します。唾液が減少すると虫歯のリスクも上がってしまいます。そうなる前に、しっかり噛める環境を作り、よく噛んで食事をする事によって唾液の減少を食い止める事ができます。歯科医院で治療を行った後もその環境を維持する事が良好な食事をする為にも必要です。しっかりメンテナンスに通い、虫歯ができても初期の段階で治療をし、しっかり噛める環境を維持して行きましょう!

当院の待合室には、歯科関連の情報誌としてnicoを置いておりますので、待ち時間の合間に是非ご覧頂ければと思います。
何かご不明な点があればお気軽にスタッフまでご質問下さい。

関連記事

歯科治療に使用するジルコニアとはどのような素材なのか?安全性は?メンテナンス方法は?強度は?割れるの?金属アレルギーでも大丈夫?
2023.10.28 歯科治療に使用するジルコニアとはどのような素材...
《GW休診日のお知らせ》
2022.04.29 《GW休診日のお知らせ》
妊婦さんと赤ちゃんのお口の疑問について【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】
2021.04.01 妊婦さんと赤ちゃんのお口の疑問について【大阪市...
親知らずの抜歯【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】
2021.03.01 親知らずの抜歯【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカ...