糖と脂肪についてPart2【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】
2020.03.02
アスヒカル歯科医院から歯科関連で役に立つ情報を定期的に皆様に提供させて頂いております。
今回も糖と脂肪についてお話していきます。
奥歯を失うと食べにくくなる食材の代表格がお肉だったり野菜です。
お肉と野菜にはタンパク質やミネラル、食物繊維が多く入っていますが、皆さん十分に摂れてますか??
お肉のタンパク質は筋肉量や血管の弾力を保つための主成分であったり、野菜はタンパク質の吸収を助けるビタミンやミネラルの宝庫です。
知らず知らずのうちに食べにくいものが増えてきていないでしょうか?
奥歯を失ってよく噛めない状態は、本来とても強いストレスを感じます。
その結果ストレスを感じずに食べられる柔らかい食事を自然と好むようになり、糖質過多・低タンパク質・低ビタミン・低ミネラルに陥ってしまう人はとても多いのです。
1度食生活をチェックしてみてはいかがでしょうか?
野菜に関しては1日350gを摂取するように推奨されています。
タンパク質は例えば体重50キロの人であればからだを維持するためには毎日50gのタンパク質が必要最低限です。
奥歯がないとこれらを1日ちゃんと摂取するとなるとなかなか噛めなくてそれを毎日続けるとなるとかなり困難ではないかなと思います。
なのでお肉や野菜、美味しいものや食べたいものを食べれるように歯科治療を受けよく噛めるお口を取り戻しませんか??
ではもうひとつ。
咀嚼能力が落ちると筋肉・体力にも影響すると言われていますが、どう変わるのか?
「サルコペニア」という言葉、聞いたことはありますか?
サルコペニアとは加齢で起きる筋肉量と筋力の低下のことで、別名骨格筋減少症とも言います。
よく噛めないお口は実はサルコペニアの重大なリスクになるのです。
先程お話したお肉の主成分はタンパク質。
タンパク質の摂取量が少ないとサルコペニアになりやすくなります。
特に高齢者の体力や運動機能を急激に低下させ、転倒や寝たきりの原因としてすごく問題視されています。
野菜に関してもビタミンEは筋肉増強効果などもあるので野菜摂取量もとても重要になってきます。
何度もお話したように、奥歯を失うとよく噛まないと食べられないお肉や野菜が苦手になる方が多いです。
年齢を重ねるほどお口の健康がからだの健康に大きく影響するということを是非知っていただきたいと思います。
脚が細くなった!体重が減った!ダイエットできた!と喜んでいたら実は単に筋肉量が減っただけで、サルコペニアに陥っていたというケースも珍しくありません。
次回、簡単にできる「サルコペニア度チェック」のお話をお教えしますので是非試してみてください!
当院の待合室には、歯科関連の情報誌としてnicoを置いておりますので、待ち時間の合間に是非ご覧頂ければと思います。
何かご不明な点があればお気軽にスタッフまでご質問下さい。