知ってました?唾液の正体! Part1【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】

2019.04.22

アスヒカル歯科医院から歯科関連で役に立つ情報を定期的に皆様に提供させて頂いております。
今回は唾液について説明していきます。

当たり前のように私たちのお口に存在する唾液。実は意外な素顔も持っているんです。今回は唾液の作用についてご紹介いたします。Q &Aもありますので、一緒に考えてみて下さい。

私たちのお口の中の「唾液」。ほとんどの人にとって普段意識しない、関心がないものでしょう。ですが、お口の健康を守るため日夜闘う働き者。おまけに全身の健康にも大きく影響しています、今回は私たちの体も守る知られざるヒーローのお話です。

Q・唾液っていうとなんか汚いイメージがあるんですが、そんな大切なものなのでしょうか?

A・ほとんどの人のあるのが当たり前の唾液。お口の健康にも唾液は欠かせません。唾液には沢山役割があり、単なる水ではなく、非常に高性能な「機能水」と言えるんです。

では唾液とは何者なのかお話しましょう。

ポイント1 血液から作られます。
唾液は透明な液体なので、水分が姿を変えた物だと思っている方もいるから知れませんが、唾液は元々は「血液」です。水分を摂取すると、胸骨や助骨などにある骨髄で血液が作られ、その血液が唾液腺にて唾液へと作り変えられています。水を飲んでそれがすぐ唾液になる訳ではなく、1回血液になってから唾液へと変化します。

ポイント2 1日1〜1.5リットル作られます。
健康な成人の場合、唾液は1日に役1000ml〜1500ml、実に500mlのペットボトル2〜3本分が作られます。1日のうち唾液の出る量は変化していて、特に就寝時に低下します。ちなみに、唾液の分泌量は加齢と共に低下していく傾向があります。

ポイント3 唾液腺で作られます。
唾液が作られる唾液腺は、お口の中に大小複数存在し、大きさにより「小唾液腺」と「大唾液腺」と分けられます。耳下腺・顎下腺・舌下腺の3つが「3大唾液腺」と呼ばれ、特に沢山の唾液を作り出します。耳の下あたりの耳下腺をちょっと押して見て下さい。じわっと唾液が出てくるのを感じませんか?

ポイント4 多くの成分が入ってます!
唾液の99%が以上が水。ですが残りの1%に様々な成分が含ませています。成分は血液から移行してきた物だけではなく、唾液腺で新たに作り出される物もあります。ここではお口や体に有益は物に絞ってご紹介します。
・リン酸カルシウム(歯の補修作用)
お口の中の細菌の出す酸や、飲食物の酸により、歯から唾液中に溶け出した物も含まれます。
・アミラーゼ(消化作用)
・ムチン(潤滑作用・粘膜保護作用)
・重炭酸(緩衝作用)
・IgA・ラクトフェリン・リゾチーム(抗菌作用)
・糖タンパク(歯の保護)  など

以上が唾液の成分となります。
どうですか?唾液について少し興味が出てきましたでしょうか?
次回は唾液がどのようにお口への働きをしているのかを説明します!

当院の待合室には、歯科関連の情報誌としてnicoを置いておりますので、待ち時間の合間に是非ご覧頂ければと思います。
何かご不明な点があればお気軽にスタッフまでご質問下さい。

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