口腔機能発達不全症大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】
2019.12.23
アスヒカル歯科医院から歯科関連で役に立つ情報を定期的に皆様に提供させて頂いております。
今回は口腔機能発達不全症についてお話していきます。
口腔機能発達不全症とは食べることや飲み込むことが上手く出来ない、口呼吸などが見られる症状です。
この症状は小児歯科や矯正歯科、あるいは1歳6ヶ月児健診や3歳児健診などで出会う機会が高いとされています。
早期に発見することでその後の口腔機能の発達を促すことが容易になる可能性が高い症状です!
咀嚼(そしゃく)の動きは10ヶ月ごろになると出現して3歳ごろに完成します。
咀嚼する食べ物を口にした時に「咀嚼側に舌が寄っているか」「歯数に適した固さの物をする潰す機能があるか」また1食が1時間を超えるようであれば「食形態が歯数や口腔機能に適当か」という視点ももっとくと良いでしょう
対応としましては、いかに”よりよく食べ・話し・呼吸するか”を支援するための管理・指導です。
症状としましては・・
「歯が生えるのが遅い」
「機能的による歯列、咬合の異常がある」
「強く咬みしめられない」
「食べる時間が長すぎる、短すぎる」
「食事の際にどちらか一方でしか噛まないことがある」
「舌の突出がみられる」
「哺乳量、たべる量、回数が多すぎたり少なすぎたりムラがあるなど」
「構音に障害がある(音の置換、省略、歪みなどがある)」
「口唇の閉鎖不全がある乳歯列完成後」
「口腔習癖がある(指を吸う、唇を咬む、唇を吸う癖など)」
「やせ、または肥満である」
「口呼吸がある」
「口蓋扁桃などに肥大がある」
「睡眠時のいびきがある」
たくさん症状がありますが
上の症状の他に、聴覚の問題によって言葉の遅れや構音に問題が起きることがあります。「呼んでも返事をしない」「テレビのボリュームが大きい」「発音が悪い」という症状がみられたら耳鼻科や言語聴覚士の受診をオススメ致します。
病院に行く時間がないお困りの方でも自宅で簡単にできるトレーニング方法は6つあります。
1.風船ふくらまし
口唇の力を強化、頬筋のストレッチにもなる!
2.スティックを口唇で挟む
スティックを前後で噛まず口唇の力で挟ませる。口唇閉鎖や鼻呼吸の練習になります!
3.食べる訓練
スルメやドライフルーツなど、硬いものを
臼歯列に乗せて噛む。動きと筋力効果を期待します!
4.口すぼめ訓練
「ウー」の口をしながら声を出すトレーニング
5.吹く練習
ストローを吹いて口唇の閉鎖や頬の力、鼻 咽腔閉鎖の力をつけます!
6.舌の体操
下を上下左右にリズミカルに大きく動かし、舌のストレッチと可動域を広げます!
簡単にできるトレーニングなので是非やってみてはいかがでしょうか。
お困りのことがありましたら当院へ是非お越しください!
当院の待合室には、歯科関連の情報誌としてnicoを置いておりますので、待ち時間の合間に是非ご覧頂ければと思います。
何かご不明な点があればお気軽にスタッフまでご質問下さい。