歯を失う前に【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】
2017.12.05
みなさんこんにちは、歯科医師の堀です。
皆さん毎日歯磨きされていますか?
今回も歯磨きのお話をして行きたいと思います。
歯磨きは歯の病気である虫歯・歯周病を予防するための1番の
方法です。
その歯磨きに使う道具と言えば歯ブラシですが、歯ブラシ
だけではどうしても磨けない部分があるのはご存知ですか?
それは歯と歯の間です。
では、他にどんな道具があれば磨けるのでしょうか?
知っている人も多いと思いますが、デンタルフロス、
歯間ブラシといった専用の道具を使うと、歯ブラシだけでは
落としきれない汚れもしっかりと除去することができます。
では、知っていることも大事ですが、実際に使っている人は
どのくらいいるのでしょうか?
またまた歯科疾患実態調査の結果からお話ししたいと思います。
現在、歯磨きの際にフロスや歯間ブラシを使用している人は
約40%にのぼるそうです。
正直、実感よりも多いなと感じました。
しかし、虫歯の人が減り、歯を失う人が減ってきている
現代の状況を考えれば納得です。
調査では、フロス・歯間ブラシの使用状況を年代別に分類して
いますが、もっとも多くの人が使用している年代は50歳代の
方々です。
この年代はある数字と似た傾向があります。それは永久歯を
失い始める年代です。
50歳代は約半数の人が1本以上の歯を失っています。
すなわち、歯にとって最も大きなトラブルである『歯を失う』
ということがきっかけで、歯磨きにより関心が増え始めると
いうことが考えられます。
歯を失う原因は様々ありますが、そのほとんどは虫歯・歯周病です。
虫歯・歯周病の原因は歯の表面についているプラーク(磨き残し)
です。そこに潜む様々な細菌が悪さをすることで色々なトラブルを
引き起こします。
歯を失ってからその大切さに気づくのではなく、失う前に
なんとかしたいと思いませんか?