適切な咀嚼回数、の続きその3
2018.11.17
こんにちは、田中です。
前回、しっかり噛んでゆっくり食べた方が、肥満防止につながることが分かりました。
しかし『しっかり噛む、ゆっくり食べる』というのは、言うは易く行うは難しだと思われます。
そんな中で登場するのが、『箸置きダイエット』です。世の中には色々なダイエットの方法があるかと思いますが、箸置きダイエットは咀嚼回数に関係したダイエットになります。
2017年5月にテレビで取り上げられて話題となったダイエット方法で、みなさんも良くご存知かもしれません。
このダイエット方法は、無理な食事制限をすることなく、一口食べたら、ただ箸を置くだけというとても簡単な方法です。この効果としてあげられるのが、自然と噛む回数が増えるという点と一口ごとに箸を置くので早食いを防止できるという点です。箸を置くことで、しっかり噛んでゆっくり食べることができ、肥満防止に繋がるわけですね。ただ箸を置くだけですが、理にかなったダイエット方法です。試したことはないですが、これは効果がありそうですね。
感覚的には納得できるのですが、本当にそんなに上手いこといくのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。
国際医療福祉大学所属の橋本千尋が、『食事に箸置きを取り入れる行為が咀嚼回数に及ぼす影響』とういう題で発表を行っているので、興味のある方は、2013年9月刊行の10巻3号、『言語聴覚研究』を拝読してみてはいかがでしょうか。恐らく予想された結果が導き出されていることでしょう。
食欲の秋に向けて、箸置きを買っておくのも悪くないかもしれないですね。