子供の歯が少ない!?【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】

2019.12.02

アスヒカル歯科医院から歯科関連で役に立つ情報を定期的に皆様に提供させて頂いております。
今回は子供の歯の欠損についてお話していきます。

 

お子さまの歯がなかなか生えてこないということはないでしょうか⁇
なかなか生えてこないと心配になったりしますよね。

もしなかなか生えてこなくて心配な場合は一度歯医者さんでレントゲンを撮ってもらいましょう!!

実は歯があごのなかで上手く育たず、歯の少ない方がおられます。
これを歯科の用語で『先天性欠如歯』と言います。
聞かれたことはあるでしょうか⁇

歯はあごの骨の中でできていきますので、永久歯が上手く育っているかを確認することが必要です。そしてあごの骨の中で起きていることは、外見から診てもわからないものなので、レントゲンを撮ってもらえたらと思います。

レントゲンを撮ってみて、しっかりとあごの骨の中に歯が形成されていれば、『ゆっくりと生えてくる歯なんだな』と安心もできると思いますので、ぜひオススメします。そうは言っても実際に歯が生えてこないと心配になると思います。
歯の生え変わりは順調にすんなりいくとお思いの方は多くおられると思います。
しかし、じつは意外に油断ができないことが明らかになってきているのです!!

日本小児歯科学会の調査では、永久歯の数が正常な数よりも少ない『先天性欠如歯』のお子さまは約10人に1人いるというデータがあるんです。

原因ははっきりとわかっていませんが、歯が育っていく過程で、永久歯の芽ができなかったり、育たなかったりすると起きるのではないかと考えられているのです。

実際にこのようなことが見つかると驚かれるということは無理もありませんが、このようなことは誰にでも起こりうることです。

まずは歯医者さんで受診しどのようなことが今後できるのかの相談を受けられてはと思います。足りない歯の本数や場所によっても治療の条件は変わってきますが、治療方法が全くないというわけではありません。
いくつか代表的な例をご紹介できればと思います。

1 乳歯が残っている場合であれば、虫歯を予防して、乳歯を大事に持たせていき、大人になって乳歯がダメになってしまった時にブリッジやインプラントを入れるという方法もあります。また大人になってからも乳歯が残っているということは珍しいことではありませんので、歯医者さんと相談されて経過観察ということもひとつの手段であると思います。

2 乳歯が抜けて無い場合は、お子さまの骨はこれからどんどんと成長していきますので、それを利用した矯正治療などもあります。先程お話ししたブリッジやインプラントはあごの成長過程を阻害してしまう可能性もあるのでこちらは選択できません。

患者さまによってお口の中は様々ですが、将来を見据えながら治療を進めていくことが大切なのではと思います。

当医院でも『先天性欠如歯』の方のご相談を承っておりますので、気になることがあればお気軽にお声掛けくださいね。

当院の待合室には、歯科関連の情報誌としてnicoを置いておりますので、待ち時間の合間に是非ご覧頂ければと思います。
何かご不明な点があればお気軽にスタッフまでご質問下さい。

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