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定位置埋入の大切さ【大阪市都島区内の歯医者|アスヒカル歯科】
2017.04.25
みなさんこんにちは、歯科医師の堀です。
今日は、先日受講したインプラントセミナーの内容をお話ししたいと思います。
そもそもインプラント治療とは、歯を失った部分に人工の歯の
根っこ(インプラント体)を埋め込み、そこに土台(アバットメント)を
接続し、被せ物(上部構造)を装着する方法です。
インプラント治療は60年以上前から行われており、その治療法も
日々進化を続けていますが、この中で現在最も重要視されているのが
被せ物(上部構造)です。
この被せ物の位置・形態がインプラント治療の成功のカギを握っています。
被せ物の位置・形態が悪いと見た目に大きく影響するだけでなく、
歯磨きしにくい、噛みにくい、壊れやすいといったトラブルに
発展しやすくなります。
このため、以前は骨のあるところにインプラントを埋め込み
被せ物は二の次といった外科手術を第一とする考え方が主流でしたが、
今はいい被せ物を作れるところにインプラントを埋め込み、必要に
応じて骨を作るという被せ物第一という考え方に変わってきています。
つまり、いい被せ物を作るためには適切な場所にできるだけ正確に
インプラントを埋め込む必要があるということです。
正確にインプラントを埋め込む方法として、今でもCT撮影や
シミュレーションソフト、サージカルガイドなどを駆使しておりますが、
実際の患者さんのお口とは若干の誤差が生じてしまいます。
今回受講したセミナーの内容は、まさにこの正確さを磨くためのもので、
そのためにチェックすべきポイント、万が一ズレが生じた場合の修正テクニックなどを
実技とともに身につけるためのものです。
みなさんに安心・安全な治療を提供できるよう、これからも精進してまいります。