根管治療に欠かせない「ラバーダム」とは?

2025.01.03

根管治療に欠かせない『ラバーダム』とは?」ということについて2つのポイントで解説!!

 

■ポイント1 唾液からの細菌感染を防ぐ

■ポイント2 器具の落下や薬液がこぼれ落ちないために使用する

以上の2つのポイントについて解説!

 

1 唾液からの細菌感染を防ぐ

ラバーダムをご存知でしょうか?

ラバーダムとは、歯につけるゴムのマスクのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしラバーダムをつけなかったら、どんなことが起こるのかについて解説していきます。

根管治療とは、根管内部の治療のことで、虫歯などで歯の神経が死んでしまった場合に、取る治療のことです。

この治療で大事なことは、「細菌感染させない」ということです。

皆さんお口の中には唾液があると思いますが、この唾液は良い作用をもたらすものもあれば、良くない作用をもたらす唾液もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが根管治療中の歯に入り込むことで、せっかく治療をしていても細菌感染を引き起こしてしまいます。

細菌感染を引き起こすと、膿が治りきらなかったり、再発の可能性が高まってしまいます。

ですので、ラバーダムをつけることが細菌感染から守るためには大切なことです。

2 器具の落下や薬液がこぼれ落ちないために使用する

次にラバーダムをしないと起こり得ることについて解説していきます。

根管治療時はとても細かい器具をたくさん使用します。

もちろん歯科医師も気をつけて扱ってはいますが、器具がポロっと落ちてしまうことも可能性としては0ではありません。

ラバーダムをすることで、器具の落下を防ぐことができますが、ラバーダムがないと少し怖いですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、根管治療中には様々な薬剤を使用します。

薬剤の中には苦味を感じるものがあったり、粘膜に触れてしまうと爛れてしまうものも中にはあります。

それを、ラバーダムをせずに使用することで、ちょっと飛んだだけであったとしても、苦味を感じてしまったりすることがあります。

ですので、ラバーダムをすることが大切と言われます。

他にも大切なことはありますが、以上のことからラバーダムの重要性を知っていただけたかと思います。

まとめ

今回は、「根管治療に欠かせない『ラバーダム』とは?」について、2つのポイントを解説しました。

1つ目のポイントは、「唾液からの細菌感染を防ぐ」ということ

2つ目のポイントは、「器具の落下や薬液がこぼれ落ちないために使用する」ということ

を説明しました。

ラバーダムは根管治療を行う上でとても大切な役割を果たしています。

ラバーダムをしているのと、していないのとでは、その後の根管治療の成功率は大きく変わります。

これから根管治療を必要とされている方は、そういった点にも目を向けていただければと思います。

関連記事

臭い玉はなぜできるのか?
2024.11.28 臭い玉はなぜできるのか?
掌蹠膿疱症と歯科には関係がある?
2024.08.14 掌蹠膿疱症と歯科には関係がある?
根管治療の失敗で膿が溜まるのか?【大阪市都島区の歯医者 アスヒカル歯科】
2018.09.24 根管治療の失敗で膿が溜まるのか?【大阪市都島区...
前歯の根管治療はどのようなもの?【大阪市都島区の歯医者 アスヒカル歯科】
2018.09.23 前歯の根管治療はどのようなもの?【大阪市都島区...