掌蹠嚢胞症に効果的な歯科治療法

2024.10.02

掌蹠嚢胞症に効果的な歯科治療法」について、2つのポイントで詳しく解説!!

 

ポイント1 メタルフリーにする

 

ポイント2  根管治療で根尖部の病気を取り除く!

 

 

ポイント1 メタルフリーにする

 

掌蹠嚢胞症の原因として、金属アレルギーがこれまでにも関連していると言われ続けてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の研究では、金属アレルギーだけが必ずしも原因というわけではないと言われるようになりましたが、掌蹠嚢胞症の原因の一部でもあります。

 

金属は、アレルギーの原因の一つとしても知られていますが、これがなぜアレルゲンになるのかはご存知でしょうか⁇

 

金属は水分に触れていなければ何も起こりませんが、水分に触れることで銀イオンというものを出し、それが体内で蓄積されることでアレルギー症状を起こしてしまいます。

口腔内に入れた銀歯もまた同じで、日々の食事やご自身が作り出す唾液によって少しずつ、少しずつ溶け出し、アレルギーを発症してしまうのです。

 

そこから、悪化することで掌蹠嚢胞を発症してしまうことへと繋がります。

それをなくすためには、口腔内の詰め物や被せ物など、入れないということが大切です。

 

金属がなくなれば、銀イオンを発生させることもなくなり、掌蹠嚢胞も発症しづらくなります。

メタルフリーにするためには、セラミックなどを使用していただくことがオススメです!

 

 

 

 

 

 

 

 

最近では、CAD/CAMと言われる保険も適応されるプラスチックの被せ物も増えてきました。

ただし、割れやすい、外れやすいなどのデメリットも多く存在します。

 

歯科医師にしっかりと相談をしながら、ご自身に合ったものを、そして金属をなくすという治療方法の選択を視野に入れていただければと思います。

 

ポイント2 根管治療で根尖部の病気を取り除く!

 

次は、最近の研究結果で分かってきた内容をお伝えさせていただきます。

従来は、金属による掌蹠嚢胞との関連が強く指摘されてきましたが、最近では根尖病変が掌蹠嚢胞との関連が深いということが分かってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

根尖病変とは、歯の根っこの先にできてしまった膿のことですが、虫歯が進行して歯の神経が死んでしまったり、細菌が歯の内部に入り込むことで、こういった症状を発症してしまうのです。

発症することで、歯を支える周囲の骨を溶かしたり、痛みを出してしまうことはもちろん、これが掌蹠嚢胞の原因であるとも言われています!

 

治すためには、根管内部を綺麗にする根管治療をしなければなりません。

 

しかしながら、根管治療はとても難しい治療です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜなら、根っこが中で繋がっていたり、大きく曲がっていたり、肉眼では見ることのできない根管が潜んでいたりするからです。

 

保険診療では、イラストの程度しか見えない範囲で、また限られた器具・材料で治療を行うため、こんなにも複雑なのに手探りで治療を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手探りということは、治療がきちんとしきれておらず病気も治りきらないままということや、再発してしまう可能性が非常に高いのです。

そうすれば、掌蹠嚢胞も治ることはありません。

 

根管治療を行う場合には、根管治療専門医による知識と技術のある歯科医師に、専門の道具を使い治療してもらうことが、改善するための何よりの方法です。

 

ぜひ、今掌蹠嚢胞症でお悩みの方は、こういったことも考えられるので、歯医者さんへご相談してみてくださいね。

 

まとめ

口腔内の金属を無くすことが掌蹠嚢胞の出現を抑えることにつながる

・最近の研究では、根尖病変も掌蹠嚢胞の原因の1つと指摘されている

・精密根管治療を行うことで、根尖病変を治し掌蹠嚢胞の出現を抑えることができる

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