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掌蹠膿疱症と歯科には関係がある?
2024.08.14
今回は「掌蹠膿疱症と歯科には関係がある?」について、2つのポイントで詳しく解説!!
ポイント1 掌蹠嚢胞とは
ポイント2 掌蹠嚢胞と歯科との関係
ポイント1 掌蹠嚢胞とは
「掌蹠嚢胞(しょうせきのうほう)」という言葉をお聞きになられたことはありますでしょうか?
掌蹠嚢胞とは、手のひらや足の裏に水膨れのような膿がたくさんできてしまう病気のことです。
この掌蹠嚢胞は、13.6万人ほどの発症者がいると言われており、男性よりも比較的女性に多い病気として知られています。
また、日本人にも多いと言われる病気でもあります。
もしも、この病気を発症してしまうと、足の裏にできた場合には歩くのも困難な方もおられ、重症化すると私生活にも大きく影響を与えてしまいます。
ポイント2 掌蹠嚢胞と歯科との関係
次は、なぜこの病気が発症してしまうのか、また歯科との関係について解説していきます。
従来、「掌蹠嚢胞」は金属アレルギーの方が発症してしまう病気というような形で、歯科でも広く知られていました。
ですが、最近の研究では、金属アレルギーももちろん原因の1つの可能性としては考えられるが、それよりも、根っこの先にできた病原体が原因で起こるのではないかと言われるようになりました。
なんと、金属アレルギーの方の発症率はわずか5%ほどに過ぎないのです。
このような症例があります。
歯根に病巣がある方が、抜歯治療をし2ヶ月後、9ヶ月後と経過を見ていく中で、手足の発疹が引いたというものがあります。
このように、掌蹠嚢胞は金属との関係というよりも、歯由来の病巣が原因だということが明らかになってきました。
もし、掌蹠嚢胞でお困りの方はこういった可能性も十分に考えられますので、お問合せくださいね。
まとめ
・掌蹠嚢胞とは、手足に水膨れのような膿がたくさんできる病気
・金属アレルギーとの関係よりも、歯根の病変が原因の可能性があることがわかってきた