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歯周病治療にはどのような薬を使うのか
2024.06.12
「歯周病治療にはどのような薬を使うのか」ということについて2つのポイントで解説!
■ポイント1 歯周病治療で使用する薬について
ではまず、歯周病治療ではどのような薬を使うのかについて解説していきます。
歯周病治療で使用する薬は大きく2種類あります。
1つ目は、抗生物質の「飲み薬」タイプのものです。
歯周病というものは、いわゆる「細菌」というバイキンが付くことによる感染症です。
ギネスブックにも登録されているほどの、世界最大の感染症です。
それに対して、飲むタイプの抗生物質を使うこともあれば、2つ目の種類の、歯の周りの歯周ポケットと呼ばれる隙間に抗生物質のペースト状のジェルを入れていくこともあります。
これは、普段軽度だったり中度など、通常の歯周病治療で用いることはほとんどありません。
軽度や中度の場合は、しっかりとした歯周病治療をしてあげる、つまりは歯科衛生士さんがしっかりと歯の表面の汚れや、歯茎の中の歯石を取ること、そして患者様自身にも歯ブラシを頑張っていただくことで改善することがほとんどです。
しかしながら、歯周病は一般的には痛みがなく進行していくことがほとんどですが、歯周病が進行した時に、ある日突然痛みを伴ってしまうということがあります。
そのような重度の場合に、飲み薬を飲んだり、ペースト状の薬を歯周ポケットに入れ、バイキンをやっつけるという方法を取ることがあります。
ですが、そのような場合をした時でも、一番大切なことは「原因の除去」が大切です。
いわゆるしっかりと歯磨きをして、歯石もきちんと取り、歯肉を良い状況に保っていくことが何より大切です。
この原因除去がなされない場合には、抗生物質を飲んでも、お薬を入れてあげたとしても良くはなりません。
ですので、原因除去ということがとても大切だと言えます。
また、うがい薬だけで良くなるのかということもよく聞かれますが、歯周病学会では原因の除去がないと、うがい薬だけでは効果がありませんと言われています。
歯医者さんに行きづらいなと思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、一度歯科医院へ行っていただき、歯茎を良い状況にしていただくことをお勧めいたします。
■ポイント2 歯周病治療で使用する抗生物質とはどんなものなのかについて
抗生物質にも様々種類がありますが、歯周内科治療というほうほうもあり抗生物質を使用します。
なかなか、歯周病で使用することは少ないことがほとんどだと思います。
先ほどもお話ししましたが、通常の歯周病治療ではそもそも抗生物質などのお薬を使用することはありません。
ですが、時々ある「急発」や「急性発作」と呼ばれるような、急激な痛みを伴う腫れがある場合に、消毒をして抗生物質を飲んでいただくことがあります。
もちろん、歯科医院の先生によっては「抗生物質はいらない」と思われている方もいらっしゃるので、歯科医師の先生とご相談しながら、飲まれるかを確認していただければと思います。
まとめ
ポイント1 「歯周病治療で使用する薬について」
ポイント2 「歯周病治療で使用するクラビットとはどんなものなのかについて」
歯周病治療では基本的にはお薬を用いることはしません。急な腫れや痛みのある時にお薬を飲むことがありますが、まずは日頃の歯磨きと歯石除去の原因両方がとても大切です。
出血や腫れがある場合にはぜひ歯医者さんへご相談くださいね。