歯周病でグラグラする歯の痛み・応急対処・治療について

2024.05.29

今回は

歯周病でグラグラする歯の痛み・応急対処・治療について」ということについて2つのポイントで解説!

■ポイント1 歯周病で歯がぐらつく時の痛みの対処方法について

 

では、まず始めに歯周病で歯がぐらつく時の痛みの対処方法について解説します。

そもそも、歯周病が軽度の場合であれば、歯の揺れはほとんど起きません。

歯茎が腫れて炎症を起こす程度となります。

ですが、歯周病が中度、重度と進行していくにつれて、歯を支える骨をどんどんと溶かしていってしまうことにより、歯がぐらついてきてしまいます。






通常は歯に揺れがあったとしても痛みのないことがほとんどです。

ですが、揺れが大きくなるにつれて、痛みが出ることもあります。

これを応急的に痛みを止めてあげるということはなかなか難しいことなのです。

なぜなら、揺れていたい場合には、歯を固定して揺れないようにしてあげないと痛みが消えないからです。

固定をするためには歯医者さんへいく必要があります。

ですが、応急的に痛みを与えないためには、揺れている歯の方で食事をしない、噛まないということで痛みを起こさせないということができます。

間違っても、市販で売っているアロンアルファーなどのボンドでご自身でくっつけないようにしていただければと思います。

しかしながら、揺れがあるということは、かなり歯周病が進行している状態だと言えます。

ですので、早急な歯医者さんでの受診はとても大切です。

 

■ポイント2 歯周病で歯がぐらつく時の治療方法について

続いて、歯周病で歯がぐらつく時の治療方法について解説していきます。

揺れの程度には、何も揺れない状態が「0」だとしたら、「0」から「3」までの4段階があります。










 

揺れの程度によって、対策というものは変わっていきますが、対策をすることにより、改善する場合もあります。

揺れの段階のことを、歯医者さんでは「動揺」と言いますが、



動揺度が1の場合は、指で歯を触ると少し揺れがある程度です。

動揺度が2の場合は、横などいろんな方向に歯が動く状態のことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

動揺度が3の場合は、上下にも動くし横にも動く、今にも抜け落ちそうな状況のことです。

動揺度が3の状態になりますと、歯周病治療では治りきらず、治療方法としては抜歯というのが第一の選択肢として上がってきます。

動揺度が3の場合は、ほとんど歯と骨とがくっついていなくて、歯茎と歯が少しだけくっついている状態で、どれだけ治療をしてもよくならないことが予想され、逆に歯石も取りきれずに、他の歯への影響を及ぼしてしまう可能性もあるため、抜歯となります。

ただし、同じように揺れがあったとしても、動揺度が「1」「2」の場合には、一時的に歯を固定してあげて、歯周病治療をきちんと行うことにより、歯の揺れが治ってくる方もたくさんおられます。

また、歯周病だけが悪いのではなく、噛み合わせが悪いことで歯に揺れを及ぼしている場合もあります。

その場合には、歯周病治療だけではなく、噛み合わせの治療も行ってあげることで、揺れが落ち着くことがあります。

いずれにせよ、取ることのできる選択肢は患者様の歯の状態によっても異なりますし、歯科医師との相談もとても大切になっていきますので、ぜひご相談くださいね。

 

まとめ

 

ポイント1 「歯周病で歯がぐらつく時の痛みの対処法について

ポイント2 「歯周病で歯がぐらつく時の治療方法について」

歯周病の揺れの程度には段階があります。段階によっては早期の歯周病治療により、改善することもあります。

ですが、揺れが大きい場合には歯を抜くことが第一優先となることもあります。

ご自身が今どのような状況にあるのかは、歯科医師での診断もとても大切になっていきます。

ぜひ、歯に揺れがありお困りの場合は、歯医者さんへ一度お問い合わせしてみてくださいね。












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