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歯周病と金属アレルギーに関係はあるのか?
2024.06.26
「歯周病と金属アレルギーに関係はあるのか?」ということについて2つのポイントで解説
■ポイント1 歯周病と金属アレルギーには関係があるのかについて
実は、金属アレルギーと歯科は密接に関係しています。
ですが、歯周病と金属が直接関係があるわけではありません。
しかしながら、よく用いられる詰め物や被せ物の種類が金属のことも多く、その金属を入れることでアレルギー症状が出たとお話しされる方をよく耳にします。
ひどい場合には「掌蹠嚢胞」と呼ばれ、手や足にぶつぶつがたくさんでき、理由がわからないけれども調べるうちに、実はお口の中の金属が原因だったということもあります。
ですので、歯周病だからと言って金属と密接に関係しているわけではありませんが、治療をした歯で被せ物を入れる時には、金属を入れることで症状が出る方もおられます。
■ポイント2 歯周病の人が入れる被せ物の種類を考える必要がある
歯周病の人に限ったことではありませんが、金属アレルギーが心配な場合にはいくつかポイントがあります。
1つ目は、大きな虫歯を作らないということです。
小さな虫歯であれば、プラスチックの樹脂を入れるだけの治療で済むことが多く、プラスチックですので金属アレルギーが出るという心配はありません。
2つ目は、万が一大きい虫歯になってしまい、詰め物や被せ物が必要になった場合に、金属でない種類をお選びいただくことで、金属アレルギーから回避することができます。
しかしながら、歯科では保険適応のもので、金属でないものというのは非常に少なく、プラスチックの被せ物などもありますが、限られたものでしか作成することができませんので、すぐに割れてしまったりというリスクもあります。
自由診療ではありますが、セラミックを入れていただければ、金属はいっさい使用していませんので、金属アレルギーの方でも入れることが可能です。
アレルギーとは関係ないですが、セラミックの被せ物は保険治療の金属やプラスチックの被せ物などと比べて、歯垢(プラーク)が付きにくいので、歯周病やむし歯のリスクを下げることができます。
まとめ
ポイント1 「歯周病と金属アレルギーには関係があるのかについて」
ポイント2 「歯周病の人が入れる補綴物の種類を考える必要がある」
歯科と金属との関係は密接にありますが、歯周病と金属との関係は少ないです。
ですが、治療をした後の被せ物の種類には金属のものも非常に多いため、万が一金属アレルギーが心配で金属を入れたくない方は、セラミックなど金属ではないものを入れていただくことがポイントです。
当医院でもセラミック治療があったり、また皮膚科への紹介も可能ですので、もし気になる方はぜひお問い合わせくださいね。