食後に使うつまようじ!実は歯周病を悪化させる要因

2025.02.28

食後に使うつまようじ!実は歯周病を悪化させる要因」ということについて2つのポイントでお答えします。

■ポイント1 つまようじでは汚れは取りきれない

■ポイント2 歯間ブラシがおすすめ!

以上の2つのポイントについて解説します。

 

■ポイント1 つまようじでは汚れは取りきれない

みなさんも一度は使われたことがあるのではないでしょうか?

つまようじ、100均にも売っていたり、割り箸と一緒に入っていたりと、よく目にする機会も多く、食後の後に汚れを取ろうと使用されるのではと思います。

しかしながら、「つまようじ」だけでは汚れは取り切ることができません。

歯と歯の隙間は糸が通るくらいや、歯間ブラシが通る程度の隙間しかないことが多く、つまようじの太さでは全ての汚れを取りきれたわけではないのです。

つまり、汚れは残ってしまっていて、「取り切った!」と思い込んで、それ以上のお掃除をしなければ、そこから細菌が増殖し歯周病や虫歯の原因となってしまうのです。

それだけではなく、つまようじの先端は尖っているため、使用することで歯茎を傷つけてしまったり、歯を傷つけてしまう可能性も考えられます。

また、つまようじが歯と歯の間で折れてしまい、汚れが余計に残ってしまうこともあります。

こうした傷口から、炎症を引き起こしてしまう可能性もあるため、つまようじの使用は歯科医師の目線から申し上げますと、おすすめできないものです。

■ポイント2 歯間ブラシがおすすめ!

歯と歯の間のお掃除は、必ずみなさん必要です。

そこでお勧めしたいものは、「歯間ブラシ」です!

歯間ブラシの先端は、柔らかい素材でできており、尚且つ汚れを落とせるようにブラシ状になっています。

これを歯と歯の隙間に通すことで、つまようじでは取れなかった汚れを落とし切ることができます。

さらに、先端も柔らかいので、正常に使用していただければ歯茎を傷つける心配もありません。

歯と歯の汚れを落とそうとする気持ちを持っているということは素晴らしいことですが、使う道具によっては、逆に悪化を招くことへと繋がりかねません。

ですので、歯間ブラシなど歯医者さんでも推奨しているものをぜひ持ち運んでいただき、歯ブラシとともに使用していただければと思います。

まとめ

今回は、「食後に使うつまようじ!実は歯周病を悪化させる要因」について、2つのポイントを解説しました。

つまようじだけでは汚れは落としきれず、逆に炎症を招くこともある

歯と歯の隙間のお掃除は歯間ブラシがおすすめ

 

という事です。

歯と歯の隙間の汚れを落とすためには、歯間ブラシなど専用の道具を使用していただくことをお勧めしています。

大事な歯茎や歯を傷つけてしまわないためにも、日頃から歯間ブラシなどを使用していただくことを習慣化していただければと思います。

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