市販の歯石取りグッズで自分で歯石取りが出来るか

2024.07.31

市販の歯石取りグッズで自分で歯石取りが出来るか」ということについて2つのポイントで解説!

■ポイント1 市販の歯石グッズで歯石を取ることができるのか?

■ポイント2 使用してしまった場合に起こり得ること

以上の2つのポイントについて解説します。

 

■ポイント1 市販の歯石グッズで歯石を取ることができるのか?

最近、100均などで歯医者さんで使用するようなスケーラーが販売されていたりしますね。

私もそんなものが販売されていることを最近知ったのですが、





私たち歯科関係者から言えることは、こういった商品を使わないことが大事ということです。

「歯石」は、プロが練習をして歯石だけをやっと取れるようになりますので、素人の方が道具で歯石だけを取ろうとするのは難しいことです。

歯石をとろうとしても、歯の周囲にある歯茎などの粘膜に、鋭い尖った道具を使うことで、歯茎を傷つけてしまう可能性が十分に考えられます。




血だらけになってしまい、その傷口から細菌が感染すると、歯石をとって歯茎が引き締まるどころか、余計に腫れて大変になってしまいます。

ですので、お家での歯磨きを丁寧におこなっていただき、歯石取りは、プロに専門の道具で治療をしてとってもらうことが大切です。

■ポイント2 使用してしまった場合に起こり得ること

先ほどもお話をしていますが、鋭い先の尖ったもので歯をガリガリとすることで、歯茎を傷つける可能性がありますが、それだけでなく、歯自体も傷だらけになってしまう可能性があります。

歯に傷がいくことで、そういった傷から虫歯感染のリスクが上がったり、歯医者さんでPMTCをして磨いてあげても、ざらざらの状態が戻ることはありません。

歯は一生物で、生え変わることはありません。

人生100年時代と言われているこの時に、ちょっとしたことで歯を傷つけてしまい、寿命が短くなることはとてももったいないと思います。

さらに、今入っている被せ物や詰め物を引っ掛けてとってしまう可能性もあり、とってしまうことでそこから虫歯の感染のリスクが上がったりと、メリットはなくデメリットがたくさん出現します。



 

 

 

 

 

 

また、メンテナンスを行っても歯の傷ついた状態が戻ることは絶対にありません。

ですので、歯石取りはご自身では行わずに、プロに行ってもらうことが本当に大切です。

まとめ

今回は、「市販の歯石取りグッズで自分で歯石取りが出来るか」について、2つのポイントを解説しました。

1つ目のポイント「市販の歯石グッズで歯石を取ることができるのか?

2つ目のポイント「使用してしまった場合に起こり得ること」

市販で販売している歯石取りグッズは、絶対に使用しないことが大切です。

将来も長く使用していく歯やその周りの歯茎をたくさん傷つけてしまう可能性があり、傷つくことで、半寿命が短くなったり、歯茎からの細菌感染で、余計に歯茎が腫れてしまう可能性があります。




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