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歯科治療で歯茎の中に糸を入れるのは、なぜ?
2024.12.27
「歯科治療で歯茎の中に糸を入れるのは、なぜ?」ということについて2つのポイントで解説!!
■ポイント1 セラミックなど被せ物を付ける時に糸を使う
■ポイント2 インプラントでは特に必要
以上の2つのポイントについて解説。
■ポイント1 セラミックなどの被せ物を付ける時に糸を使う
歯医者さんで、歯茎の中に糸を入れられたことはあるでしょうか?
分からないですよね!
実はセラミックやインプラントの被せ物を装着する時にこういった糸を入れるという工程を踏むことがあります。
糸を歯茎の中に入れ、被せ物を入れたあと糸を引き抜くことで、被せ物を付けたあとはみ出た接着剤を取ることができるからです。
もしも、接着剤が歯茎の中に残っていると、そこから歯茎が炎症を起こして痛みを感じてしまうこともあったり、接着剤があることで後から付着した汚れも付着しやすく、虫歯になってしまう可能性もあります。
ですので、歯茎の中に接着剤が残らないようにすることがとても大切です。
糸は接着後必ず取りますので、被せ物を付ける際には、糸を使用することはとても重要です。
■ポイント2 インプラントでは特に必要
この糸を使用することは、インプラントでは特に重要な過程になります。
なぜなら、インプラント体は天然の歯と違い、歯根膜という膜がなく、炎症があると一気にインプラントを支えている骨を溶かしインプラントが抜け落ちてしまうということがあるからです。
そうならないためにも、接着剤を取りきるということはとても大切です。
そこで役立つのが「糸」です。
この糸を使用することで、余分な接着剤を取り切ることができ、接着剤による炎症を避けることができます。
まとめ
今回は、「歯科治療で歯茎の中に糸を入れるのは、なぜ?」について、2つのポイントを解説しました。
1つ目のポイントは、「セラミックなどの被せ物を付ける時に糸を使う」ということ
2つ目のポイントは、「インプラントでは特に必要」ということ
について説明しました。
患者さん自身は「いったい何をしているのだろう?」と治療中に感じることがあるかもしれません。実はそれが、歯を長期的に残すために大切なことだということがほとんどです。ですが、それを不安に感じずに、疑問に思われたことはぜひかかりつけの歯科医師にご確認ください。