今回は「最新の型取りとは？デジタルスキャナー」ということについて２つのポイントでお答えします。

■ポイント１　デジタルスキャナーとは？

■ポイント２　嘔吐反射の強い方もしやすくなった

以上の２つのポイントについて解説します。

１　デジタルスキャナーとは？

従来の型取りでは、アルジネートやシリコンと言われる、ガムのようなもので歯の形を取り、そこに石膏と呼ばれる石の素材を流し込み、歯の形を象っていました。
みなさんも一度はご経験があるかもしれませんね。

この型取りをすることで、被せ物や、矯正治療で使用するマウスピースなどの作成をしていました。

ですが、最近では「IOSスキャナー」と呼ばれるスキャナーでの型取りを行います。

小さなカメラがパチパチと光り、それを歯に当てることで歯の模型をコンピューターに読み込むことができ、そうすることで歯の型取りをすることができます。

採取時間も従来の型取りに比べると比較的短時間で行うことができ、尚且つかなり精密に取ることができるので、現在では矯正治療や、歯の補綴物にも使用することがあります。

２　嘔吐反射の強い方もしやすくなった

従来の型取りで気持ち悪くなられたかたも多いのではないでしょうか？？
治療の一貫とはいえ、大きなものをお口の中に入れ、少しそれが喉の方へ流れ込むと気持ち悪くなられる方も多いと思います。

スキャナーではそのようなことはなく、言わば歯の写真を撮るイメージですので、喉の奥の方まで材料が流れることはなく、嘔吐反射が強い方も治療を受けやすくなりました。

ただし、このスキャナーはまだまだ高価なもので、全ての歯科医院さんにあるというわけではありません。
取り入れている歯医者さんは増えてきているものの、無い歯科医院もありますので、もしこう言った治療をご希望される方は、事前に歯科医院へお問い合わせいただければと思います。

まとめ

今回は、「最新の型取りとは？スキャナーを使用する」について、２つのポイントを解説しました。
１つ目のポイントは、「デジタルな型取りスキャナーとは」ということ
２つ目のポイントは、「嘔吐反射の強い方もしやすくなった」ということ
についてお話ししました。

歯科の医療もどんどんと進化を進め、今まで困難だったことが可能になってきたことも増えてきました。
嘔吐反射の強い方にとってもとても優れた治療方法だと思いますので、ぜひご興味のある方はお問い合わせくださいね。