日本人は非常識!?歯の矯正をする3つのメリットと2つのデメリット
2023.01.26
「日本人は非常識!?歯の矯正をする3つのメリットと2つのデメリット」について解説します。
では、まず、
■メリット1 見た目がよくなる
■メリット2 しっかりと噛めるようになる
■メリット3 虫歯や歯周病のリスクを下げることができる
■デメリット1 大人の場合は歯を抜く可能性がある
■デメリット2 さまざまな装置をつける必要がある
以上の3つのメリットと2つのデメリットについて解説します。
ではまず最初に
■メリット1 見た目がよくなる
【欧米では歯並びをよくすることが重要視されている】
矯正でのメリットの一つ目は「見た目がよくなる」ということです。
例えば出っ歯で歯が大きく前に出ていたり、受け口で顎が前に出ていたり、そういった見た目を改善することができるのが歯列矯正です。
見た目がよくなることで、笑顔にも自信が持てるようになりますし、矯正治療をしたことで人とコミュニケーションを取ることが好きになったとお話しされている方もおられます。
また、日本では矯正治療に対してまだまだ後進国と言われており、治療の必要性等に関しての優先度や意識は低いのですが…
欧米などの海外では歯並びをよくすることは、見た目だけではなく、『自己管理ができているかをみるため』にもとても重要視されています。
つまり、歯並びが悪いと自己管理ができていないと見なされてしまうのです。
歯の健康は体の健康にも繋がりますので、綺麗な見た目になることは、これからの日本においてとても重要なことなのではと思います。
■メリット2 しっかりと噛めるようになる
【歯の矯正治療は機能面でもとても重要】
2つ目のメリットは機能面です。
歯は見た目だけではなく、1本ずつの本来の役割を担うため、機能面もとても大切です。
機能面というと難しく聞こえますが、つまりは「しっかりと噛めるようになる」ということです。
噛めるようになることで認知症の予防にも繋がると言われています。
また、歯が正しい位置にくることで、一定の歯ばかりに力がかかるのではなく、力が分散されるので他の歯を守ることにも繋がるのです。
■メリット3 虫歯や歯周病のリスクを下げることができる
【歯ブラシが行き届きやすくなる】
3つめのメリットは、「歯周病や虫歯のリスクを下げることができる」ということです。
歯並びがよくなることで、歯を隅々まで歯ブラシすることが可能になります。
もちろん、当医院では治療の前後で歯ブラシの当て方についてもしっかりと指導させていただきます。
歯ブラシがしっかりと行き届くことで、虫歯や歯周病のリスクを下げることができるのです。
■デメリット1 大人の場合は歯を抜く可能性があるということ
【将来残す歯を多くするためには抜歯が必要な時もある】
デメリットの1つ目は、大人の歯列矯正の場合歯を抜く必要がでてくるということです。
抜歯が必要なので、抜歯後の多少の痛みや腫れを伴う場合もあります。
しかしながら、痛み止めが効く程度ですのでご安心いただければと思います。
また、歯を抜く必要があった場合でも、抜くことによって歯が綺麗に並ぶスペースが出来るますし、機能的にも良い傾向になります。
その結果、将来的に歯が悪くなって歯の本数が少なくなることを未然に防ぐことができるなど、後々のメリットとしても挙げられます。
■デメリット2 さまざまな装置をつける必要がある
【ケアが難しいので歯ブラシがとても重要になる】
歯列矯正ではさまざまな装置を着用します。
最近では、マウスピース型の矯正装置も多く普及し始めましたが、それでも多少なりとも装置を着用しますので、それにより歯ブラシが難しく虫歯になってしまったというケースもあります。
ですので、矯正治療中は特に虫歯や歯周病を進行させないためにも、自宅での歯ブラシやフロス、衛生士さんでの定期的なチェックはとても大切になってきます。
まとめ
今回は、「日本人は非常識!?歯の矯正をする3つのメリットと二つのデメリット」について解説しました。
1つ目のメリットは、「見た目がよくなる」ということ
2つ目のメリットは、「しっかりと噛めるようになる」ということ
3つ目のメリットは、「虫歯や歯周病のリスクを下げることができる」ということ
1つ目のデメリットは、「大人の場合は歯を抜く可能性がある」ということ
2つ目のデメリットは、「さまざまな装置をつける必要がある」
についてお話ししました。
矯正治療は決して簡単ではなく、患者さん自身も大変な思いをされることもあると思いますが、人生のうちのたった数年で将来にわたり使用することのできるお口の環境を作ることができるので、ぜひ最後まで諦めずに頑張っていただけたらと思います。