皆さん、こんにちは。大阪市都島区のアスヒカル歯科です。高齢の方にとって、入れ歯は生活の質を保つために重要な役割を果たします。しかし、入れ歯が合わなくなることはよくある問題で、そのまま放置すると口内炎や噛み合わせのトラブルを引き起こす可能性があります。

今回のコラムでは、高齢者に特有の入れ歯が合わなくなる理由と、自宅でできる調整方法、そして歯科医院で行う専門的な調整方法について解説します。合わない入れ歯を適切に調整することで、快適な生活を維持し、健康を保つことができます。

1高齢の方は合わない入れ歯に悩まされやすい？

高齢になると、骨や歯茎が徐々に変化し、それに伴って入れ歯が合わなくなることがよくあります。

特に、顎の骨が減少することで、入れ歯のフィット感が悪くなり、違和感を覚えるようになるのです。

また、長期間使用した入れ歯は、摩耗や変形が生じ、最初はぴったりと合っていたものが徐々にずれてしまうこともあります。

さらに、糖尿病や骨粗鬆症などの全身的な健康状態も、入れ歯のフィット感に影響を与えることがあります。

こうした変化を早期に察知し、適切な対策を講じることが、快適な入れ歯生活を続けるための鍵となります。

2入れ歯が合わない時

入れ歯が少し合わないと感じたときには、調整をすることで改善できることがあります。

2-1自宅でできる合わない入れ歯の調整方法

入れ歯が少し合わないと感じたときには、自宅でできる簡単な調整方法を試してみることも可能です。

まず、入れ歯用の安定剤を使用することで、一時的にフィット感を改善することができます。

市販の安定剤は、入れ歯の動きを抑え、噛み合わせを安定させるのに役立ちます。

また、入れ歯の清掃も非常に重要です。入れ歯に汚れや食べかすが付着していると、フィット感が悪くなるだけでなく、口臭や感染症の原因にもなりかねません。

入れ歯専用のブラシや洗浄剤を使用して、毎日丁寧にお手入れを行うことが大切です。

ただし、これらの方法は一時的な対策であり、根本的な問題を解決するわけではありません。入れ歯が合わない状態が続く場合は、早めに歯科医院を受診することをお勧めします。

2-2歯科医院で行う合わない入れ歯の調整方法

入れ歯が合わない状態が続く場合、歯科医院での専門的な調整が必要になります。

まず、入れ歯が正しく合っているかを確認するために、噛み合わせのチェックや入れ歯の適合状態を診査します。

必要に応じて、入れ歯の一部を削ったり、裏打ちを行ってフィット感を向上させたりすることができます。

特に、入れ歯の裏面に新しい材料を加える処置は、フィット感を大幅に改善する効果があります。

また、入れ歯が極端に合わなくなっている場合には、新しい入れ歯の作製が検討されることもあります。

専門的な調整を行うことで、入れ歯のフィット感を取り戻し、食事や会話の不便さを解消することができます。

3ご家族の方も見守りをお願いいたします

高齢の方は、自分の入れ歯が合っていないことに気づかないケースも珍しくありません。とくに全身の病気を患っていたり、認知症を発症していたりする場合は、入れ歯の適合性まで気を配るのは困難となります。ですから、そうした高齢の方と同居されているご家族がいらっしゃる場合は、周りの人が入れ歯の状態などにも気を配るようにしてください。

▼まとめ

今回は、高齢の方に向けて、合わない入れ歯の調整方法を大阪市都島区のアスヒカル歯科が解説しました。入れ歯が合わなくなることは、高齢者にとって避けられない問題の一つです。しかし、適切な調整を行うことで、快適な生活を続けることができます。合わない入れ歯の調整についてお困りの方は、ぜひ一度、アスヒカル歯科までご相談ください。皆さんの健康と快適な生活をサポートするために、最善の治療をご提供