歯周病検査と治療の費用・方法・期間について

2024.03.09

歯周病検査と治療の費用・方法・期間について」ということについて3つのポイントで解説!

 

■ポイント1 歯周病の検査と治療の方法について

■ポイント2 歯周病検査の費用について

■ポイント3 歯周病治療の期間について

以上の3つのポイントについて解説します。

 

■ポイント1 歯周病の検査と治療の方法につて

では、まず歯周病の検査について説明します。

歯周病の検査とは、歯周ポケットの深さを測る検査のことです。

この「歯周ポケット」とは歯と歯茎の間の深さのことで、メモリのついた道具を使用してチクチクと、深さが何ミリあるのかを検査していきます。

この歯周ポケットは誰しもありますが、深さの程度によって歯周病が進行しているかを検査します。

また、そこから出血があるかどうか、歯に揺れがあるかどうかも重要で、出血や歯の揺れも歯周病の検査の1つと言えます。

次に、歯周病の治療の方法について説明していきます。

歯周病治療ではいくつかのステップに分かれていますが、まず始めは、歯茎よりも上の目で見える部分の汚れ「縁上歯石」をとっていきます。

この汚れをとることでも、歯茎の炎症はだいぶんと抑えることができますが、実はそれよりもしっかりととらなければいけないのが次のステップです。

次のステップでは、歯茎よりも下の見えない部分の歯石「縁下歯石」をとることです。

この治療では、歯と歯茎の溝の歯周ポケットの所の汚れを、専門の器具を使用してとっていきます。

ここの汚れが取れていないと、なかなか歯周ポケットの深さが改善しなかったり、炎症が引かなかったりするので、ここの汚れをとることが大切です。

以上が、歯周病の検査と治療の流れです。

■ポイント2 歯周病検査の費用について

次に歯周病治療の費用について説明していきます。

歯周病の検査は、保険診療では200点と言われています。

1点が10円と言われていますので、検査の費用は2000円ということになります。

ですが、ほとんどの方は保険証をお持ちですので、3割負担の方であれば600円ということになります。

また、歯周病の検査には大きく2つに分かれますが、上記の金額はいわゆる基本検査の料金となります。

基本検査では、歯の周りの歯周ポケットの検査は1箇所のみとなります。

それに変わるものが「精密検査」です。

精密検査では1本の歯に対して4〜6箇所歯周ポケットを測っていきます。

歯周病に力を入れている歯科医院さんではこちらを行うこともあります。

この検査であれば、保険診療では400点と言われているので、金額に直すと4000円ということになります。

こちらも3割負担の方であればおおよそ1200円程度となります。

ですが、歯周病がある程度進行していなければ1点で検査することも多く、レントゲンなどで歯周病がかなり進行していると思われる場合には6点で検査を当院では行っております。

 

■ポイント3 歯周病治療の期間について

それでは次は、歯周病治療の期間について説明をしていきます。

まず始めに、歯科医院へこられましたら、歯周病の検査を行います。

 

こちらで歯周病があるかないかを検査していきます。

そして、歯周病が軽度か中度か重度かによって治療期間も変わっていきます。

歯周病が無い方であれば、歯石をとって終了となります。

軽度の場合でも、歯石を取り歯ブラシをしっかりと行っていただき、歯茎の状態がよくなればそれで終了となります。

 

ですが、歯周病が重度の場合にはそうはいきません。

歯周病が重度になると、歯石自体も固く、さらに目では見えない部分の深いところに歯石がついていることも多いです。

 

この歯石を取るためには、時間も期間も必要となるのです。

全ての歯が残っている場合には28本歯がありますが、毎回4本ずつ歯石を取っていったとすれば7回と、このように時間が必要です。

 

もちろん、一般的な見えている部分の歯石を取ることは1回の施術で終えることがほとんどですが、歯茎の中の方にまである黒い歯石はなかなか簡単には取れません。

 

ですので、歯周病の期間は患者様の口腔内の状況によっても期間は異なっていきます。

 

また、タバコを吸っていたり、糖尿病があったりする場合には、治るスピードも変わってきたりしますので、期間も多少は長くかかる場合があります。

 

まとめ

今回は、「歯周病検査と治療の費用・方法・期間について」について、3つのポイントを解説しました。

1つ目のポイントは、「歯周病の検査と治療方法について」ということ

2つ目のポイントは、「歯周病の検査費用について」ということ

3つ目のポイントは、「歯周病治療の期間について」ということ

をお話ししました。

歯周病は、患者様の口腔状況によって、治療の内容や期間が少し異なってくることがお分かりいただけたと思います。

日頃の歯ブラシも大切ですし、定期的に衛生士さんのチェックをしてもらい、歯茎を良い状況に持っていくことが大切です。早期に歯周病治療をするためにも、歯医者さんの受診をお勧めします。




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