インプラント治療の痛みの全てを歯科医師が徹底解説!

2022.11.14

インプラント治療の痛みの全てについて、3つのポイントで徹底解説

 

■ポイント1 術後どのぐらいの期間痛みが続くのか

■ポイント2 痛みの程度と腫れ

■ポイント3 痛みがある時の対処法

 

以上の3つのポイントを解説します。

 

■ポイント1 術後どのぐらいの期間痛みが続くのかについて

 

    【翌日落ち着いている方もいる】

手術当日は麻酔を使用した外科治療になりますので、術後、麻酔が切れたら多少の痛みを伴います。
痛みの原因は、歯茎を切ったことや、骨を削ったことへの刺激による痛みです。
痛みが出ることは正常な反応ですので問題はありません。


しかしながら、「翌日には痛みが収まった。」「痛み止めを飲まなくても大丈夫。」
とお話しされる患者様も多くおられます。

ですので、親知らずを抜歯するときに比べれば長期間痛みが続くということは少ないと思われます。

また、インプラントを埋入するだけであれば短い期間で済むことが多いですが、骨を増やす処置を並行して行う場合には、通常のインプラントを埋入するときよりも少し長く痛みが続くこともあります。

長くても1週間程度すれば痛みが落ち着く方がほとんどです。

痛みが1週間以上続くといった場合には、インプラント治療を受けられた歯医者さんで見ていただくことをお勧めいたします。

 

■ポイント2 痛みの程度と腫れについて


  【埋入だけであれば腫れが出ないこともある】

基本的にシンプルなインプラント治療の場合は、あまり痛みを伴わないことがほとんどです。
よくあるのが、「親知らずの抜歯の方が大変だった」と患者様自身がお話しされます。

しかし、骨を増やす処置など難易度の高い治療の場合には、腫れを生じたり、2〜3日程度痛みが持続することがあります。

腫れについてもシンプルな治療の場合にはほとんど腫れることもありません。
こちらも、骨を増やすなど特殊な治療をされた場合には、大きく腫れたり青あざのような物ができたりする可能性があります。
ただし、腫れることは決して悪いことではありませんので、1週間程度様子を見ていただければと思います。

 

■ポイント3 痛みがあるときの対処法


  【痛み止めを飲むことでほとんどの場合は落ち着く】

インプラントオペ後痛みがある場合は、ほとんどの場合「痛み止め」を飲むことで治ります。
治療後、歯科医院から処方されることも多いとは思いますが、処方された痛み止めが無くなってしまったら、市販の痛み止めでも効果はありますのでそちらを飲んでいただければと思います。

痛み止めを飲むことで、炎症を抑えるという効果もあるので、我慢せずに痛みがある時は飲むことをお勧めいたします。

また、例は少ないですが、痛みが長期的に続く、痛くて我慢できないといった場合にはインプラント治療をしてもらっているかかりつけの歯医者さんで診てもらうことをおすすめします。

 

まとめ


今回は、インプラント治療の痛みの全てについて、3つのポイントを徹底解説しました。

1つ目のポイントは、「術後どのぐらいの期間痛みが続くのかについて」

2つ目のポイントは、「痛みの程度と腫れについて」

3つ目のポイントは、「痛みがある時の対処法」

どんな治療もそうですが、痛みの感じ方は人それぞれなところがあります。

また、手術の内容によっても痛みの程度や期間も異なってきます。

痛いときには我慢せずに痛み止めを服用し、痛みが持続する場合にはかかりつけの歯科医師にお尋ねいただくことをお勧めいたします。

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