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歯周病の検査・治療・症状の痛みについて
2024.03.02
「歯周病の検査・治療・症状の痛みについて」ということについて3つのポイントで解説!
■ポイント1 歯周病の検査の痛みについて
■ポイント2 歯周病治療の痛みについて
■ポイント3 歯周病の症状の痛みについて
以上の3つのポイントについて解説します。
■ポイント1 歯周病の検査の痛みについて
歯周病の検査とは、歯周ポケットの深さを測る検査のことです。
この歯周ポケットとは、歯と歯茎の間の深さのことで、メモリの付いた道具を使用してちくちくと、深さが何ミリあるのかを検査していきます。
この歯周ポケットは誰しもありますが、深さの程度によって歯周病が進行しているかを計測します。
1mm~3mmまでであれば、歯茎に問題がなく健康なことが多いですが、4mm以上の隙間がある際には歯周病が進んでいるということになります。
また、そこから出血があるかどうか、そして歯に揺れがあるかどうかを確認し、歯周病の検査を行います。
痛みについてですが、歯周病の検査では細い器具を歯と歯茎の間に入れていきますので、繊細でもあるため、歯科医師や歯科衛生士の技術によっても痛みは異なります。
また、どれだけ上手な方が検査をしたとしても、歯茎が腫れていたり、歯周ポケットが深いところでは痛みを感じることもあります。
ですが、歯周病検査を受けないということがあると、歯周病が進行していても気づかずにどんどんと悪くなってしまいますので、検査は受けられることをお勧めします。
■ポイント2 歯周病治療の痛みについて
次は歯周病治療についての痛みについてです。
実は、歯周病治療の痛みについては、患者様の歯茎の状態によっても変わります。
軽度の方もおれば、重度の方もおられるといった感じです。
ですが、痛みが起きやすいポイントがいくつかありますので、今回はそちらをご説明していきます。
歯周病治療ではいくつかのステップに分かれますが、まず初めに歯茎よりも上の目で見える部分の汚れをとっていきます。
治療自体は、歯茎がそれほど腫れていなければ痛みもあまり感じずに治療をすることができます。
ですが、歯石を取ると、今まで歯の周りに歯石がついていたので、冷たいものを食べたり、飲んだりしても、直接歯に触れるわけではなかったので、痛みがでなかったもものの、歯石を取ることで直接歯のツルツルしたところに冷たいものが触れるので、しみる症状が出る可能性があります。
ですが、基本的には数日で治ることも多いです。
そして、次に歯周病治療のステップとしては、歯茎よりも下の見えない部分の歯石取りを行います。
この治療では、歯と歯茎の境目に器具を入れてとっていくので、治療中も痛みを感じる可能性があります。
ここが、歯周病治療で一番痛みを感じやすいポイントとなります。
また、歯科医師や歯科衛生士の技術によっても痛みの有無が大きく左右される場面でもあります。
もちろん、どれだけ上手な歯科衛生士さんだったとしても、歯周ポケットが深く、深い部分の歯石を取る際には痛みを感じることがあります。
痛みが強い際には麻酔を使用することもできますので、我慢できない程度の痛みがある時には、歯科医師や歯科衛生士にお伝えくださいね。
以上が、歯周病治療で痛みを感じるポイントとなります。
■ポイント3 歯周病の症状の痛みについて
歯周病の症状についてですが、実は歯周病は虫歯と違って、痛みを感じないままに進行していることが多いです。
ですので、気づいた時には末期だったとお話しされる方もおられます。
痛みを感じることは少ないですが、気づくポイントはいくつかあります。
それは、歯ブラシをした際に出血がするということや、歯間ブラシやフロスをした際に血がでるということです。
血が出るということは、歯茎が腫れて炎症を起こしているということです。
炎症が続くと、歯を支える骨をどんどんと溶かして行ってしまうので、もし出血がある場合には、痛みがなくても歯医者さんでご相談いただければと思います。
まとめ
今回は、「歯周病の検査・治療・症状の痛みについて」について、3つのポイントを解説しました。
1つ目のポイントは、「歯周病の検査の痛みについて」
2つ目のポイントは、「歯周病の治療の痛みについて」
3つ目のポイントは、「歯周病の症状の痛みについて」
歯周病の検査や治療の痛みの有無は、歯科医師や歯科衛生士の技術の差によってもありますが、歯茎が腫れていたり、出血しているなどの症状がある場合には、どんなに上手な術者であっても、痛みを感じる可能性があります。
歯周病は進行してしまうと、取り返しのつかない状況になることもありますので、早期の検査と治療が有効です。