ジルコニアのメリット・デメリット

2023.10.14

「ジルコニアのメリット・デメリット」ということについて2つのポイントで解説

 

■ポイント1 ジルコニアのメリット

■ポイント2 ジルコニアのデメリット

以上の2つのポイントについて解説します。

 

■ポイント1 ジルコニアのメリット

 

ジルコニアには大きく3つのメリットがあります。

1つ目は、自然な見た目と美しさです。

ジルコニアはe-maxに比べると透明度は劣りますが、最近ではジルコニアへの色のつけ方も進化していて、見た目も自然な歯に近いものを作成することができます。

2つ目は、強度と耐久性です。

  • ジルコニアは非常に強度が高く、優れた耐久性を持っています。この特性により、ジルコニア製の被せ物やブリッジは日常の咀嚼や噛み合わせの力に耐えることができます。
  • また、ジルコニアは金属アレルギーのリスクがなく、生体適合性も優れているため、安心して使用することができます。

3つ目は、金属を使用していないことです。

  • ジルコニアは金属ではなくセラミックスの一種であり、金属アレルギーや口腔内での金属の味や感覚を抱えることがありません。
  • そのため、金属アレルギーを持つ患者さんや金属に対して過敏な方にとって、ジルコニアは適切な選択肢となります。

 

■ポイント2 ジルコニアのデメリットについて

 

ジルコニアのデメリットも4つあります。。

1つ目は、難しい加工と時間のかかり方についてです。

  • ジルコニアは非常に硬く加工が難しい材料です。
  • そのため、ジルコニアを使用した治療には専門的な技術や設備が必要となります。
  • また、加工には時間がかかる傾向があり、治療期間が他の材料に比べて長くなることがあります。

2つ目は、費用についてです。

  • ジルコニアは高品質な材料であるため、他の材料と比較してコストが高い傾向があります。特に大規模な治療や複数の歯にジルコニアを使用する場合、その分費用が必要となります。

    治療を受ける前にご確認下さいね。

3つ目は、色調の制限:

  • ジルコニアの色調は事前に設計されたものであり、後から色の微調整が難しい場合があります。そのため、周囲の歯との色調のマッチングが完璧に行うことは難しい場合があります。特に前歯部分など、見た目が重要な治療においては注意が必要です。

4つ目は、破折のリスクです。

ジルコニアは硬い素材でできているため、割れたり破折することは少ないと言われていますが、歯列不正があると、一部の歯への負担が大きくなり、ジルコニアであっても割れてしまう可能性があります。

 

ですので、治療終了後に夜に付けるマウスピース(NG)を作成していただく必要があります。

そうすることで、割れてしまうリスクを下げることができます。

 

まとめ

 

今回は、「ジルコニアのメリット・デメリット」について、2つのポイントを解説しました。

1つ目のポイントは、「ジルコニアのメリットについて」ということ

2つ目のポイントは、「ジルコニアのデメリットについて」ということ

についてお話ししました。

ジルコニアは自然な見た目や強度といった利点を持ちながらも、加工の難しさや高いコスト、色の選択の制限といったデメリットも考慮する必要があります。

歯科医師との相談を通じて、自身の状況や治療目標に合った最適な材料選択を行うことが重要です。

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