今回は「知らないと怖い歯周病！骨を溶かす怖い病気」ということについて２つのポイントでお答えします。

■ポイント１　歯周病は痛みのないままに進行する

■ポイント２　早期発見が大切

以上の２つのポイントについて解説します。

１　歯周病は痛みのないままに進行する

「私には虫歯がないから大丈夫！」と思われ、歯医者さんになかなか行かれない方の多くは『歯周病』になっている可能性があります。

歯周病とは怖い病気で、虫歯などのように痛みが出ることはほとんどなく、痛みのないままに進行し、気づけば歯がグラグラ何てことも良くあります。

歯周病とは、歯周病菌という菌が原因で、その菌が歯茎の中に入り込むことで歯を支える骨をどんどんと溶かし続けてしまいます。
溶かし続けることで、歯を支えることができなくなり抜け落ちて行ってしまうのです。

歯周病が重度になると、抜歯せざるをえないこともあります。
とても怖い病気なのです。

２　早期発見が大切

歯周病は軽度から重度までさまざまありますが、実は日本人の多くの方はこの歯周病に感染しています。
軽度の場合であれば、歯石を取ったり、歯に付着している汚れを取り除いてあげることで、炎症を抑えることができます。

しかしながら、歯周病が重度に到達すると、歯がグラグラの状態になり、抜歯せざるをえません。

重度の歯周病にならないためにも大切なことは、「早期発見」です。

歯医者さんでの定期的な健診を受けていただき、万が一歯周病があったとしても、早期発見することができれば簡単な治療で回復することも多いです。

歯医者さんに定期的に通っていたとしても、一生歯周病にはならないということはありませんが、通っていることで早期に見つけることができ、早期の治療が可能なため、その後の治療にもさほど影響を及ぼしません。

ですので、ぜひ今は虫歯がなくて痛みがないと思われている方も、歯周病にはなっているかも？と思っていただき、定期的に歯医者さんでの健診を受けていただくことをお勧めします。

まとめ

今回は、「知らないと怖い歯周病！骨を溶かす怖い病気」について、２つのポイントを解説しました。
１つ目のポイントは、「歯周病は痛みのないままに進行する」ということ
２つ目のポイントは、「早期発見が大事！」ということ
についてお話ししました。

痛みがなければ大丈夫と思われがちですが、痛くなる前の治療が歯を長持ちさせるために何より大切なことです。
今は大丈夫と思うのではなく、もしかしたら自分も歯周病になっているかもと健診を受けていただくことが大切です。
何もなければ安心することもできますし、ぜひ最近歯医者さんには行っていないという方は、定期検診に行っていただくことをお勧めします。