入れ歯が合わない理由と適切な解決法
2024.10.19
皆さん、こんにちは。大阪市都島区のアスヒカル歯科です。入れ歯を使用されている患者さんの中には、入れ歯が合わなくてお困りの方も多いかもしれません。入れ歯が合わない原因は様々で、場合によっては痛みや違和感を覚えることがあります。本コラムでは、入れ歯が合わない6つの理由と、その場合の適切な解決法について詳しく解説いたします。入れ歯の違和感や痛みに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1入れ歯が合わない6つの理由
入れ歯が合わない理由としては、以下の6つが考えられます。
1-1入れ歯の精度が低い
入れ歯が合わない一つの理由として、入れ歯自体の精度が低いことが挙げられます。精密な型取りが行われなかった場合、入れ歯の形状が患者さんの口腔内にフィットせず、ズレや痛みを引き起こす可能性があります。このような場合、入れ歯がしっかりと機能しないため、食事や会話にも支障が出ることがあります。
1-2入れ歯が変形・破損している
長期間使用している入れ歯は、変形や破損が生じることがあります。入れ歯は樹脂や金属などの材料で作られているため、経年劣化や外部からの衝撃で変形してしまうことがあります。この変形が原因で、入れ歯が合わなくなり、痛みや違和感が生じることがあります。
1-3顎の骨が痩せてきた
顎の骨は、歯が抜けた後に徐々に痩せていく傾向があります。この現象を「顎骨の吸収」と呼びますが、これにより、以前は合っていた入れ歯が徐々に合わなくなることがあります。特に、入れ歯を使用している期間が長い患者さんほど、この顎骨の吸収が進みやすいです。
1-4入れ歯に歯石がたまっている
入れ歯に歯石がたまると、入れ歯のフィット感が悪くなります。歯石がたまることで、入れ歯の裏側に凹凸ができ、これが原因で入れ歯が正しい位置に収まらなくなることがあります。特に、定期的なメンテナンスを怠ると、この問題が顕著になります。
1-5噛み合わせが変わった
噛み合わせが変わることで、入れ歯が合わなくなることがあります。歯周病や歯の移動、さらには残存歯の抜歯など、さまざまな要因で噛み合わせが変化し、それに伴い入れ歯が合わなくなることがあります。噛み合わせの変化は、口内の健康に影響を与えるため、早期の対応が必要です。
2入れ歯が合わなくなった時の解決法
新しく作った入れ歯が合わない、あるいは長く使っている入れ歯が合わなくなった場合は、以下の方法で解決しましょう。
2-1入れ歯の調整を行う
入れ歯が合わなくなった場合、まずは歯科医院での調整が必要です。入れ歯のフィット感を向上させるために、入れ歯の裏側を削ったり、新たに調整材を追加したりすることで、再び口腔内にフィットするようにします。
2-2新しい入れ歯を作成する
入れ歯が大きく変形・破損している場合や、顎の骨が大幅に痩せている場合は、新しい入れ歯を作成することが最適です。最新の技術を用いた精密な型取りにより、より良いフィット感を得ることが可能です。
2-3定期的なメンテナンスを行う
入れ歯を長く快適に使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。歯科医院での定期的なクリーニングや調整により、歯石の除去やフィット感の確認を行い、入れ歯の寿命を延ばすことができます。
2-4インプラントを検討する
入れ歯が何度も合わなくなる場合や、顎の骨の吸収が進んでいる場合は、インプラントを検討するのも一つの選択肢です。インプラントは、顎骨に固定されるため、入れ歯のズレや違和感が少なく、より自然な噛み合わせを実現できます。
▼まとめ
入れ歯が合わない理由は多岐にわたりますが、適切な対応を取ることで、再び快適に使用することが可能です。入れ歯に関するお悩みがある方は、ぜひ当院までご相談ください。専門の歯科医師が丁寧に対応させていただきます。