歯をインプラントにする2つのメリットと3つのデメリット

2022.10.31

「歯をインプラントにする2つのメリットと3つのデメリット」についてメリットを2つ、デメリットを3つを解説

 

■メリット1 他の歯を傷つけることなく、歯を入れることができる

■メリット2 噛む力が天然歯に劣らない

■デメリット1 入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長くかかる

■デメリット2 手術が必要

■デメリット3 インプラントは自由診療の治療

 

以上の2つのメリットと3つのデメリットを解説します。

 

■メリット1 他の歯を傷つけることなく、歯を入れることができる

 

    【周りの歯を削ったり力をかけたりすることがない】

メリットの1つ目は、他の歯を傷つけることなく、歯を入れることができるということです。

インプラント以外の入れ歯やブリッジであれば、周りの歯をたくさん削ったり、失ってしまった歯の代わりに他の歯への負担を大きくさせてしまいます。
負担が大きいと、健康だった歯が将来的に悪くなり抜歯になるということが生じてきます。

それに代わってインプラントは、周りの歯を削ることなく、1本としてしっかりと使えるので、他の健康な歯を守ることができるというところがメリットになります。

 

■メリット2 噛む力が天然歯に劣らない

 

    【食事も美味しく食べることができる】

 

メリットの2つ目は、しっかりと噛むことができ、食事も美味しく食べられるというところです。

入れ歯はプラスチックと金属でできているので、熱さや冷たさを感じることはできませんし、噛む力も通常の天然の歯に比べて2割程度しか発揮できないと言われています。

ブリッジは入れ歯に比べて噛む力はありますが、その分劣化も一番早く、食事などで噛むことで、ブリッジがたわみ、たわんだことで隙間ができ、そこから虫歯になってしまうことが多いのです。
せっかく治療をしても再び虫歯になってしまっては、食事もままならなくなり、負担をかけた歯も将来失うことになれば、さらに食事がしにくくなります。

それに引き換えインプラントは、基本的に1本で成り立っていますので、他の歯に影響を与えることなくしっかりと噛むことができ、天然の歯を上回るぐらいの噛む力にも耐えられるので、食事も自在に楽しく取ることができます。

 

3つのデメリット

インプラントのデメリットは大きく3つあります。

■デメリット1 入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長くかかる


  【最低でも3〜4ヶ月は必要】

1つ目は治療期間が長いということです。
インプラントとはチタンでできたネジのことですが、そのネジが人の骨とくっつくまでに最低でも3ヶ月程度は必要です。
患者様によっては、そもそもの骨の量が少なく、骨を増やす処置が必要になることがあります。
そういった処置が必要な場合には、骨が出来上がるのを待たなくてはいけないので、さらに治療期間が必要となります。
ですので、入れ歯やブリッジに比べれば治療期間が長くかかります。

 

■デメリット2 手術が必要

 

  【外科の処置なので多少の痛みを伴う】

2つ目は手術が必要ということです。
入れ歯やブリッジは型取りをすることで作成することができますが、インプラントの場合には、インプラントのネジを骨の中へ埋め込まなくてはいけません。
埋め込むためには、麻酔をしたり歯茎を切ったりと手術が必要となるのです。
ですので、多少の痛みが生じてしまったり、傷口が治るまでに期間も必要となります。

 

■デメリット3 インプラント治療は自由診療の治療


  【保険が適応されない】

3つ目は自由診療というところです。
入れ歯やブリッジは種類にもよりますが、基本的には保険診療内で治療をすることが可能です。
ですので、治療も安価に済ませることができます。
ただし、インプラント治療は保険が効かない治療ですので、全てを患者様負担で治療していただかなくてはなりません。
逆に言えば、入れ歯やブリッジは限られた材料でしか治療ができないので、限界があるとも言えますが、インプラントは良い材質をつかったり、さまざまな器材、器具を使用しますので、費用もその分必要となります。


まとめ


今回は、「歯をインプラントにする2つのメリットと3つのデメリット」について、2つのメリットと3つのデメリットを解説しました。

メリットの1つ目は、「他の歯を傷つけることなく、歯を入れることができる」

メリットの2つ目は、「噛む力が天然歯に劣らない」

デメリットの1つ目は、「入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長くかかる」

デメリットの2つ目は、「手術が必要」

デメリットの3つ目は、「インプラントは自由診療の治療」

についてお話しました。

インプラント治療にはメリットだけではなく、デメリットも存在します。

ご納得いただいてから治療を開始することが何より大切です。

取ることのできる治療も患者様によっても異なります。

歯医者さんでの相談をしっかりとされてから治療を受けられることをおすすめします。

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