入れ歯の種類とその特徴を分かりやすく紹介
2024.09.28
皆さん、こんにちは。大阪市都島区のアスヒカル歯科です。今回は、歯の健康を守るために欠かせない「入れ歯の種類とその特徴」についてお話しします。歯を失った場合、その機能を補うために入れ歯が用いられますが、種類や特徴を理解して選ぶことが大切です。
本コラムでは、部分入れ歯と総入れ歯の違い、また保険適用の入れ歯と自費治療の入れ歯の違いについて、わかりやすく解説していきます。入れ歯の種類によって、使用感や見た目、費用に大きな違いがあるため、ご自身に合った入れ歯を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
1部分入れ歯と総入れ歯の違いについて
入れ歯には大きく分けて部分入れ歯と総入れ歯があります。部分入れ歯は、歯を部分的に失った場合に使用されるもので、残っている歯に固定して使用します。一方、総入れ歯はすべての歯を失った場合に使用される入れ歯で、歯茎全体に密着させて装着します。
1-1部分入れ歯の特徴
部分入れ歯の特徴は、失った部分のみを補うため、比較的装着感が軽く、自然な噛み合わせを維持しやすい点です。また、残っている歯が健康であれば、それを利用して入れ歯を支えることができるため、しっかりと固定されます。しかし、部分入れ歯は支えとなる歯に負担がかかりやすく、長期間の使用でその歯が弱くなる可能性もあります。
1-2総入れ歯の特徴
総入れ歯の特徴は、すべての歯を補うため、口全体にフィットさせる必要があり、装着感や安定性が重要です。適切に作られた総入れ歯は、口腔内にしっかりと密着し、自然な噛み合わせを提供しますが、初めて装着する場合、慣れるまでに時間がかかることがあります。また、歯茎の形状が変化することで、入れ歯のフィット感が悪くなることもありますので、定期的な調整が必要です。
2保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いについて
入れ歯は、保険適用のものと自費治療のものがあります。
2-1保険適用の入れ歯の特徴
保険の入れ歯は、費用が抑えられており、多くの患者さんにとって経済的な選択肢となります。保険の入れ歯は、一般的にレジン(プラスチック)で作られ、基本的な機能を果たすことができますが、見た目や装着感、耐久性において制約があります。
2-2自費診療の入れ歯の特徴
一方、自費の入れ歯は、患者さんの要望に応じて、より高品質な材料や技術が使用されます。例えば、金属床やセラミックを使用した入れ歯は、薄くて丈夫であり、自然な噛み合わせや見た目を提供します。また、自費の入れ歯は、患者さん一人ひとりの口腔内に合わせて細部まで調整が可能で、装着感も非常に良好です。さらに、色や形状をより自然に近づけることができ、審美性を重視する方にも適しています。
ただし、自費の入れ歯は保険のものに比べて費用が高くなるため、予算や治療の目的に応じて選択することが重要です。どちらの入れ歯を選ぶにしても、適切なメンテナンスが必要であり、定期的な歯科受診によって長く快適に使用することが可能です。
3保険と自費の入れ歯はどっちがおすすめ?
失った歯の治療法で経済面を重視するのであれば、保険診療の入れ歯がおすすめですが、そうでない場合は、ほぼすべてのケースで自費の入れ歯がおすすめといえます。なぜなら自費の入れ歯の方が失った歯の審美性や機能性をきちんと回復できるからです。
▼まとめ
入れ歯の種類とその特徴を理解することで、自分に合った入れ歯を選ぶ際の参考になるでしょう。部分入れ歯と総入れ歯の違い、保険と自費の入れ歯の違いを把握することで、より快適な生活を手に入れるための一助となれば幸いです。アスヒカル歯科では、患者さんのご希望やお口の状態に合わせた最適な入れ歯をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。