①歯の根や根の先に器具が触れたことによる痛み
根の先に器具が当たると、刺激によって痛みが生じやすくなります。
鈍く重い感じや、噛んだ時の違和感がある場合は、器具による刺激が痛みの原因である可能性が考えられます。
通常、このような痛みは1週間ほどで落ち着いてくるので、そこまで心配する必要はありません。

②薬剤を入れたことによる痛み
根の中に最終のお薬を詰めた時や洗浄に使用する薬剤で細菌が死んだりすることで痛みが生じることもあります。
この痛みも1週間ほどで落ち着いてきますので、ご安心ください。

③歯が割れることによる痛み
歯が割れるとズキズキ痛みが出たり、腫れたりします。
外科的な治療を受けていただく必要がある可能性がありますので、放置せずにご相談ください。

根管治療後の痛みは、3日～1週間で良くなることがほとんどです。歯茎、歯の根の周りの組織の炎症や膿によって痛む場合でも、炎症が治まったり、膿が出ると、短期間で痛みは落ち着きます。
治療後には痛み止めを処方しますので、我慢せずに服用してください。１週間以上経っても痛みが引かない、1週間経過していないが痛みが激しい場合は、放置せずにお申し出ください。根管治療後の痛む場合の対処法
治療後に痛む場合は、処方された痛み止めを服用してください。
痛み止めが処方されていない場合は、薬局で痛み止め（ロキソニンＳなど）を購入し、服用してもらっても大丈夫です。

なお、状態によっては、抗生剤を処方することもありますし、痛み止めには痛みを緩和したり炎症を抑える効果しかありません。治療効果はありませんので、きちんと最後まで治療を受けましょう。